冷凍食品の便利さは?
ずっと-18℃以下で管理されるから 衛生的でおいしさもキープ 腐敗や食中毒の原因になる細菌は、低温状態では活動できません。
急速凍結で食品の細胞をこわさず、 栄養もそのまま。
下ごしらえいらずで、 食べる分だけ使えるからとってもエコ。
保存がきき、 買い置きができる。
簡単に おかずが増やせる。
おうち時間が増えて、いま話題になっているのが、冷凍食品のアレンジです。
冷凍食品のプロに簡単で、より美味しくなる絶品アレンジレシピを伝授してもらいます。
■コロナ禍で人気の冷凍食品
コロナ禍の巣ごもり効果で需要が大きく伸びている冷凍食品。日本冷凍食品協会の調査では、家庭用冷凍食品の国内生産量が6年連続で増加し、2020年には過去最高記録(77万1265トン)を更新。
この需要を見込んで2021年2月、神奈川・横浜市に冷凍食品専門店「トーミン・フローズン横浜仲町台店」がオープン。
お客さん:
「ここのはね、とても新鮮で美味しいんですよ」
独自の急速冷凍の技術を使った鮮度抜群の商品が味わえると、連日多くの人が利用しているといいます。
さらに2021年5月にも福島・会津若松市に冷凍食品専門店「みんなの業務用スーパーリンクス年貢店」がオープン。品数が約1300種類以上。今やありとあらゆる食材が冷凍食品になっているんです。
SNSでは普通に食べるのではなく、アレンジを楽しむ人まで急増。例えば冷凍焼売をパンの生地に包んで焼いたシュウマイ肉まんパン、冷凍チャーハンに卵と中華風あんをかけた天津チャーハンなど個性的なアレンジレシピが投稿され話題になっているのです。
■“冷凍ギョーザ”で“炊き込みご飯”
そこでもっと美味しく食べたいという人のために、冷凍食品のプロに絶品のアレンジレシピを伝授してもらいました。
教えてもらうのは“冷凍王子”こと、冷凍生活アドバイザーの西川剛史さん。
西川さん:
「まず最初はどのご家庭にもあると思うんですけども、冷凍ギョーザを使って、炊飯器一つでできる絶品でレシピをご紹介したいと思います」
菊野理沙リポーター:
「冷凍ギョーザと炊飯器 結びつかないですけどね」
用意する材料(4人分)は冷凍ギョーザ1袋、米2合、そして青ネギ4本、調味料(しょうゆ大さじ1杯、ニンニク小さじ1杯、ごま油小さじ1杯、鶏ガラスープの素小さじ2杯)。
まず水で研いだ米の中に、調味料を入れて軽く混ぜます。そして冷凍ギョーザを丸ごと入れるのですが、ここでポイントが。
西川さん:
「凍ったままを入れるだけなんですよね」
菊野リポーター:
「解凍もしなくていいんですね」
西川さん:
「そうですね。すごく手軽ですね」
あとは炊飯器のスイッチを入れる。たったこれだけ。
西川さん:
「もうこれだけで本当においしいんです」
菊野リポーター:
「これだけですか。」
そして完成したのが・・・超簡単!「冷凍ギョーザの炊き込みご飯」です。炊きあがったらしっかり混ぜることで、お米とギョーザがよく絡み、よりおいしく食べられます。
菊野リポーター:
「お米一粒一粒が餃子の旨みをまとっていて、噛めば噛むほど味が出てきますね」
西川さん:
「薬味として、生姜とかミョウガ、そういったものをプラスしても美味しいですね」
■冷凍パスタがワンランクアップ!パスタグラタン
続いてのレシピは
西川さん:
「冷凍パスタを使ったワンランク上のアレンジレシピをご紹介します」
材料(2人分)は冷凍パスタのナポリタン1袋、ホワイトソース100グラム、ピザ用ソース100グラム、チーズ50グラム。まずはナポリタンをレンジで加熱し、皿に移したらホワイトソースを入れていきます。
西川さん:
「ホワイトソースがもしなければ、シチューの素とかで代用していただいても大丈夫ですね」
そして、次がポイント。
西川さん:
「ホワイトソースとチーズをたっぷり入れることがポイントです」
ホワイトソースとチーズをたっぷりかけることで、ナポリタンのソースともよく絡み、よりおいしくなるんです。
西川さん:
「トースターを使うことで表面はこんがり焼けるのでおいしく仕上がります」
約6分間オーブントースターで焼くと・・・冷凍のナポリタンがワンランク格上げ!パスタグラタンの完成です。
菊野リポーター:
「ソースとチーズが本当に麺によく絡んでいて、濃厚でおいしいです」
西川さん:
「パスタ自体がおいしいから、こうやってアレンジしてもおいしくなりますね」
菊野キャスター:
「これ本当にワンランク上のアレンジですね」
■冷凍フライドポテトを使ったカラフルオムレツ
続いてはちょっと変わったレシピをご紹介。
材料(2人分)は冷凍フライドポテト100g、冷凍ブロッコリー5個、玉ねぎ1/4個、パプリカ1/4個、卵4個、薄切りベーコン4枚。
まずは冷凍ブロッコリーをレンジで解凍した後、食べやすい大きさに切ります。玉ねぎ、パプリカはみじん切りにしていきます。卵は白身と黄身がしっかり混ざるように混ぜます。
そして、いよいよメインの冷凍フライドポテトの登場です。冷凍フライドポテトを凍ったままフライパンで炒めることがポイントです。
西川さん:
「既に火が通っているので、時短にもなって便利です」
ポテトがしんなりしてきたら、切った野菜などを入れて炒めていきます。最後に卵を加え焼いていくのですが、ここでさらに美味しくなるポイントが。
西川さん:
「蓋をすることで蒸されるので、全体がふっくらとおいしく仕上がります」
卵を焼くときのポイントは、フタをしてしっかりと両面を焦げ目がつくまで焼くこと。
すると・・・
パプリカやブロッコリーの色があざやかなカラフルオムレツの完成。フワッと柔らかい卵に見た目もカラフルなので、お子さん受けも間違いなしです。
菊野リポーター:
「ポテトがホクホクジューシー。卵もふっくらふんわり仕上がってます。朝ごはんにもよさそうです」
■八ツ橋風スイーツ
続いては、自宅で簡単にできるスイーツをご紹介。
西川さん:
「家で作るのが難しそうな八ツ橋を、冷凍食品を使ってアレンジします。八ツ橋の生地を作るのはすごく大変なので、それをある冷凍食品使えばとても簡単にできちゃいます」
使用する冷凍食品は・・・。
西川さん:
「冷凍“生パスタシート”です」
菊野リポーター:
「生パスタシートですか!?」
生パスタシートはラザニアや極太パスタなど、好みの大きさに切り分けて楽しめるパスタ生地なんです。
西川さん:
「これで八ツ橋をつくるっていうのも面白いんですね」
使う材料は、冷凍生パスタシート1枚、きなこ・こしあん・砂糖が適量。
まずは生パスタを約3センチの正方形になるようにカットしていき、沸騰したお湯に入れ9分間茹でます。茹で上がったらパスタ生地同士がつかないように広げて置き、きな粉と砂糖を混ぜたものをまぶしていきます。
あとはこしあんを入れ三角形になるように折り重ねれば、冷凍パスタシートを使った八ツ橋風スイーツの完成です。
菊野リポーター:
「想像していたよりはるかに八ツ橋です。驚きました。生地がもっちりしていて生パスタの弾力も感じられてすごくおいしいです」
西川さん:
「コロナ禍でまだまだおうち時間が増えると思いますので、冷凍食品を活用して簡単で、でも彩りよく楽しい食卓を作ってほしいですね」
冷凍食品をアレンジして、おうちご飯をより楽しく豪華にしてみませんか。
(15日18:15)
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