「鶏肉と野菜のけんちん煮」をグループホームの高齢者に提供する場合の一番のメリットは、和風だしのやさしい味わいで、ほっとするおいしさがあることです。
高齢者の食事は、栄養バランスの良さだけでなく、食べやすさや美味しさも重要です。この料理は、鶏肉と野菜が柔らかく煮込まれ、優しい味わいが口の中で広がります。また、煮汁がおいしく、ご飯が進むため、栄養バランスを考慮して食事量が少ない高齢者にも適しています。
さらに、材料は比較的身近なものが多く、手軽に調理できるため、調理スタッフの方にとっても負担が少なく、大量調理にも向いています。グループホームの食事という特性上、料理の味わいだけでなく、費用や調理時間も重要な要素です。
この料理は、栄養バランスの良さと美味しさ、手軽さを兼ね備えた、グループホームの食事に最適な料理と言えます。
~和風だしのやさしい味わいで、ほっとするおいしさ~
材料(2人分): 鶏もも肉(1/2枚)、ごぼう(小 1/2本)、干し椎茸(2枚)、にんじん(1/3本)、里芋(3~4個)、絹さや(20g)、木綿豆腐(1/2丁)、だし汁(1と1/2カップ)、塩、しょうゆ、砂糖、みりん、酒、油、ごま油
作り方
1
干し椎茸はかぶるくらいの水につけて冷蔵庫に一晩おいてもどす。石づきを除き、4つ割りにする。
2
ごぼうはタワシでこすり洗いして細長い乱切りにし、水に10分つけて水気をきる。にんじんは乱切りにする。里芋は皮をむき、4等分に切る。絹さやは筋をとる。鶏肉は余分な脂を除き、一口大に切る。
3
鍋に油、ごま油各大さじ1/2を熱し、ごぼうとにんじんを炒め、油がまわったら鶏肉を加えてさっと炒める。里芋、水大さじ1を加え、ふたをしてときどき混ぜながら弱火で8分ほど蒸し炒めにする。
4
だし汁、(1)の椎茸を加えて煮立て、アクを除く。豆腐を大きくちぎって加え、塩、しょうゆ、砂糖、みりん、酒を加え、落としぶたをして煮汁が1/4量くらいになるまで弱火で15分ほど煮る。
5
絹さやを加えてさっと火を通し、火を止める。
アドバイス
具材を蒸し炒めにしてから煮ることで、煮る時間が短くても味や風味を引き出すことができます
木綿豆腐は水切りしなくてOK。手で大きめにちぎって加えましょう
一人前あたり:391kcal、塩分2.1g
田口成子(2023/3/23放送)
番組HPはこちら
https://www.ntv.co.jp/3min/
コメント