今回は、料理界の巨匠、笠原将弘さんの鶏胸肉とピーマンの塩昆布炒めをご紹介します。これは、簡単ながらも一味違う炒めものの魅力がたっぷり詰まった逸品。食材の絶妙な組み合わせと、笠原さんならではのプロのテクニックが光る一品です。

鶏胸肉とピーマンの塩昆布炒め

ピーマンの新たな魅力を引き出す、細かな工夫

このレシピの特徴は、一般的に子どもたちに苦手意識のあるピーマンを、美味しさを引き立てる要素として使用している点です。ピーマンは縦に切るのではなく、縦半分に切った後に横に切ることで、食感がより軟らかく、火の通りが良くなります。この工夫によって、ピーマンの苦味が抑えられ、食べやすくなっています。

また、鶏胸肉も同じく細切りにしてピーマンと大きさを合わせることで、一口で食べやすいサイズに仕上げています。焼き色をつけながら、鶏肉の旨味を最大限引き出すのがプロの腕の見せ所です。

一気に香りが広がる絶妙な調味料の使い方

調味料の使い方も絶妙です。酒と砂糖、塩を組み合わせて鍋肌から加えることで、一気に香りが広がり、食欲をそそります。さらに、塩昆布と大葉を最後に加えることで、塩気と爽やかな香りが全体を引き立てます。この絶妙なバランスが、一皿の中に多彩な味わいをもたらしています。

レシピの一部を紹介！

ここでは、レシピの一部をご紹介しましょう。

材料（2人分）：

• 鶏胸肉　1枚（約300グラム）
• ピーマン　4個
• 長ネギ　1／2本
• 大葉　5枚
• 塩昆布　15グラム
• サラダ油　大さじ1
• 酒、かたくり粉、ゴマ油、塩（A）
• 酒、砂糖、塩（B）

作り方：

1. ピーマンは縦半分に切り、種を取り除き、横に細切りにする。長ネギは斜め薄切り、大葉は粗みじん切りにする。
2. 鶏肉は皮を取り除き、厚さ5ミリ程度のそぎ切りにし、さらに太さ5ミリ、長さ5センチ程度の棒状に切る。Aの調味料をもみ込む。
3. フライパンに油を熱し、鶏肉を炒める。焼き色がついたら、ピーマンと長ネギを加えて炒め合わせる。
4. Bの調味料を加えて全体を炒め合わせ、塩昆布と大葉を加えてさっと炒める。火を止めて器に盛り付ければ完成！

動画で詳しい手順を確認！

動画で具体的な手順を確認することもできます。笠原将弘さん自らの手元を見ながら、料理のポイントを披露しています。ぜひチェックしてみてください！

笠原将弘さんのレシピで、家庭でもプロの味を楽しんでみませんか？鶏胸肉とピーマンの塩昆布炒めは、見た目にも鮮やかで食欲をそそる一品。是非、ご家族や友人と楽しい食卓を囲んでみてください！

タサンさんはセロリを使ったんですね。僕も「子どもが嫌いな野菜」としていつも挙がる、ピーマンを使います。この炒めものなら、ピーマンがモリモリ食べられるんです！【撮影・尾籠章裕】2022年7月31日公開

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