今回は、グループホームの高齢者に提供するたけのこ、わかめ、鶏肉の煮ものについて説明します。この料理は、栄養価が高く、消化にもやさしい優れたメニューです。煮汁には、鶏肉やたけのこ、わかめから出る旨味がギュッと詰まっていて、食欲をそそります。また、木の芽の香りがほどよく利いて、爽やかな風味が楽しめます。
この料理は、初心者でも作りやすいので、ぜひ挑戦してみてください。ただし、たけのこは季節によって違うものが出回るので、出来るだけ新たけのこを使用することをおすすめします。また、高齢者に提供する場合は、1人前あたりの分量にも注意してください。
作り方については、具体的な手順が記載されていますので、材料を準備して、それに従って作ってみてください。たけのこやわかめの切り方など、調理に関するコツも記載されていますので、初心者でも失敗せずに美味しく作ることができます。
このたけのこ、わかめ、鶏肉の煮ものは、食事のメインディッシュとしても、副菜としても、どちらにも合わせることができます。栄養価が高く、ヘルシーなので、高齢者だけでなく、家族全員に食べてもらえる一品です。ぜひ、作ってみてください。
含有量は少ないものの、たけのこには豊富な種類のビタミンが含まれています。 ビタミンB1は疲労回復効果、ビタミンB2は新陳代謝の促進や脂肪燃焼効果、細胞の再生といった効能があるとされており、ダイエットや美肌に効果が期待できます。 また、抗酸化作用があるビタミンEも含まれており、老化防止や生活習慣病の予防も期待できます。
~春を味わう煮ものに鶏肉を加えてボリュームアップ~
材料(2人分)
ゆでたけのこ(150g)、わかめ(塩蔵 50g)、鶏もも肉(1枚)、だし汁(1と1/2カップ)、酒、みりん、しょうゆ、塩、木の芽
高齢者が食べるちょっと少ない分量(1人分)
- ゆでたけのこ:56g
- わかめ(塩蔵):19g
- 鶏もも肉:約75g
- だし汁:135ml
- 酒:大さじ1/2
- みりん:大さじ1/2
- しょうゆ:小さじ1/2
- 塩:少々
- 木の芽:適量
作り方
1
ゆでたけのこは根元の残った皮をこそげとり、穂先と根元に分ける。穂先は食べやすい大きさのくし形に切り、根元は7~8㎜厚さの半月切りかいちょう切りにする。わかめは流水で洗って塩を落とし、たっぷりの水に10分ほどつけてもどし、水気を絞って食べやすく切る。
2
鶏肉は余分な脂を除き、皮目を下にして一口大に切る。
3
鍋に煮汁のだし汁と酒、鶏肉を入れて煮立てる。アクを除き、(1)のたけのこ、残りの煮汁の材料を加え、煮立ったらふたをして弱火で15分ほど煮る。
4
鶏肉とたけのこをとり出して器に盛る。煮汁に(1)のわかめを加え、さっと温めて盛る。煮汁をかけ、木の芽を天盛りにする。
新たけのこのゆで方
〈材料〉
新たけのこ 1~2本(正味1㎏)
米ぬか 1/2カップ
〈ゆで方〉
1:たけのこは皮を4~5枚むいて、縦半分に切り、姫皮のところで穂先を切り落とす。
2:鍋に(1)とたっぷりの水を入れ、米ぬかを加えて火にかける。沸騰したら落としぶたをし、ふたをずらしてのせ、途中湯が減ったら水を足しながら弱火で1時間~1時間30分ゆでる。根元の部分に竹串がスッと通ればゆで上がり。
3:ゆで汁につけたまま冷まし、残りの皮をむき、よく洗って米ぬかを落とす。
●保存する場合は皮ごと洗って保存容器に入れ、かぶるくらいの水を加え、毎日水をかえる。冷蔵で4~5日保存可能。
アドバイス
たけのこはぜひ、この時季にしか味わえない新たけのこをゆでて使ってください
たけのことわかめの煮ものに鶏肉を加えることで、うまみとボリュームをアップします
春を味わう和風の煮ものです。仕上げに木の芽をのせて、爽やかな香りを楽しみましょう
一人前あたり:277kcal、塩分2.2g
今井亮(2023/4/6放送)
番組HPはこちら
https://www.ntv.co.jp/3min/
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