「今日、作らなきゃいけない料理は『魚の煮物』かぁ。苦手なんだよなぁ。」
そんな悩みを抱えていませんか?
グループホームでの調理は、料理上手な人でも、意外と煮魚になると失敗してしまうケースがあります。
ましてや、あまり料理が得意ではないと、煮魚のハードルは少し高いかもしれません。
特に、施設料理となると冷凍の魚を使いますから、解凍してからの調理だと、いざ料理を始めようとなると、すでに魚の身が崩れてしまっている。なんてことあります。
苦手な「煮魚」を作らないといけない時ってありますよね。
— 高齢者も安心して食べれる施設料理【介護士料理人しげゆき】 (@kaigo_home) October 14, 2022
施設料理って基本、冷凍の物だから、解凍後の調理だと、すでに崩れてたりするんですよね。
もし、自由にアレンジできる環境なら、「魚の唐揚げ」にしちゃいましょう。
調味料に漬けて片栗粉や小麦粉つけて揚げるだけ。
最悪唐揚げ粉でもOK
こんなツイートをしました。
もし、作る料理を自由にアレンジできるのなら、から揚げにしてしまうのがおすすめです。
今回は『煮魚が苦手な方が、うまく乗り切れる魚のから揚げ』の方法を紹介します。
魚のから揚げの作り方は『1塩を振る 2浸ける 3揚げる』の3工程
から揚げって、ただその素材を油で揚げるだけではなく、ちゃんと工程を踏んで調理した方が断然美味しいです。
塩を振る
魚介類は塩を振ることで水分が出ます。水分を抜く理由は、余分な水分は臭みの元になるからです。
魚に塩をすると、10分くらいで水分が浮き出てきます。この水分が生臭さの成分が含まれています。
出た水分はキッチンペーパーでふき取りましょう。衣がはがれやすくなったり、油はねの原因にもなります。
調味料に浸ける
調味料に漬け込むことで、素材そのものに味がしみ込むので、その後の味付けが決まりやすくなります。
王道は、醤油、酒、みりんを1:1:1の量で漬け込むことです。+αで生姜を加えたり、ニンニクを加えたりアレンジ可能です。
1時間~2時間漬け込むと、しっかり味がしみ込まれます。
しかし、特にグループホームとか介護施設では、そんなに時間がないと思います。
浸けている間、他の料理に取り掛かってください。
それでも時間がないなら、せめて30分は浸けておきましょう。
揚げる
揚げる際、小麦粉を使うか、片栗粉を使うかで出来上がりに違いが出てきます。
小麦粉の場合は、グルテンというたんぱく質が緻密で頑丈な網目構造を作るので、しっかりした歯応えのある、固い衣になります。
片栗粉の場合は、でん粉が作る壊れやすい網目構造の為、サクッと軽い食感の衣になるんです。
油の温度は、魚介の唐揚げの場合、適温は180〜190℃。
サクッと美味しく揚げるには、一度のたくさんの材料を入れない事。
油の温度が下がってしまい、べちゃっとしてしまう原因になります。
最後に
グループホームでの調理ははかどっていますか?調理担当が常駐しない施設だと、介護士も調理を担当しないといけませんよね。料理が苦手な方も、参考になりますよ。
今回は、『煮魚からの予定変更。から揚げにしちゃおう』でした。
以上の事を踏まえて、
今日も元気に頑張っていきましょう。
これからもグループホームなど、介護施設などで作れそうな献立を、どんどん紹介するからブックマークして、常にチェックしてね。
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