「お肉を食べたいけど、消化に悪いから食べられない。」
「消化に良い肉の調理法を、教えてほしい。」
そんな悩みを抱えていませんか？
高齢になると身体の消化吸収力が低下します。
例えば、若い人と同じ量のタンパク質を摂っても、効率よく筋肉や血管にすることができません。
しかし、１日あたり必要とされるタンパク質の摂取量は、高齢者と若年成人（18～31歳）とでは必要量に差は無いとされています。
ですが、年を重ねるごとに、お肉や脂っこいものが食べられなくなるという話はよく聞きます。
施設で暮らしている方でしたら、栄養管理された適切な調理法で作られた料理を食べることができますが、一般家庭では、色々な献立を考えなければいけないので、大変ですよね。
という事で、今回は大根おろしに含まれる消化を助ける成分で、気兼ねなく食べれてしまう、
『おろし焼き肉』の作り方をご紹介します。
今日は早番で昼食作り。
『焼肉おろし』
(1人分)
牛小間60g
玉ねぎ40g
人参10g
大根40g
焼肉のタレ7g
だしの素1g
醤油6g
みりん5g
酒2g
塩0.3g玉ねぎスライス、人参短冊、大根おろす。材料炒めて、調味料で味付け。盛り付けてから、大根おろしを乗せる。
大根おろし、水気搾りすぎたかな^^; pic.twitter.com/IO72F5loWr
— 高齢者も安心して食べれる施設料理【介護士料理人しげゆき】 (@kaigo_home) October 25, 2022
実際に作って、こんなツイートをしました。
分量と、作り方はツイートをご参考ください。
ポイントとしては、使用する肉は「薄切りの肉」を使用することです。
なぜなら、高齢者でも食べやすいからです。
厚い肉に火を通すと、硬くなってボソボソになり、高齢者にはのどを通しにくい場合がります。
嚥下に不安がないなら、肉にこだわらず作ってもらってもいいと思いますが、不安なら薄切りのお肉を使用しましょう。
もう1つのポイントですが、最初に肉を炒めるのですが、一度炒めた肉を取り出して、ザルか何かで余分な脂を切りましょう。
そうすることで、脂っぽさが軽減されるので、脂っぽい食べ物を遠慮しがちな方でも、食べることができます。
大根おろしには消化を助ける働きがあります。
なぜなら、ジアスターゼ（アミラーゼ）、プロテアーゼという成分も含まれていて、ジアスターゼは主にでんぷんなどの分解を助け、プロテアーゼはたんぱく質の分解を促進します。
ご飯やお肉を食べる際に一緒に摂取すると、消化がスムーズになるのです。
タンパク質が不足すると
タンパク質が不足すると筋肉量が低下します。
なぜなら、タンパク質の多くは筋肉に蓄えられているからです。体づくりの必要なたんぱく質が足りなくなると、筋肉内のタンパク質を使わざるを得なくなってしまいます。
そうなると、エネルギー源が筋肉になるため、結果的に筋肉量や筋力の低下につながってしまうのです。
ムッキムキのお爺ちゃんなら、筋肉が蓄えられてて、そこから供給されますが、普通の高齢者はそうはいきません。
それにより、運動機能や活動量が低下し、階段の登り降りがきつくなったり、食べ物を噛む力が弱まるなど、日常生活にも支障が出る恐れがあります。
フレイル(虚弱)の状態に陥りやすくなります。 フレイルを予防するには、高齢世代でも若年層と同じ量のタンパク質を摂取することが必要です。
高齢者ほどタンパク質を摂らなければいけない。
１日あたり必要とされるタンパク質の摂取量は、高齢者と若年成人（18～31歳）とでは必要量に差は無いとされています。
バリバリ動ける若者と同じような量を摂らないといけないわけです。
特に、高齢者はタンパク質不足で筋肉が衰えて運動機能が低下しやすくなるため、注意が必要です。
そのほか、皮膚が弱くなり傷ができやすくなる、免疫力が弱くなり風邪を引きやすくなる、口やのどの筋力が弱まり食べづらくなるといった弊害が出る場合があります。
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