【笠原将弘の料理のほそ道】“ビールサミット前編”で登場!エビアヒージョ・魅惑のウインピー・辛ボナーラ徹底紹介

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ビールに合う!6人のシェフが競演する「ビールサミット」前編

ビールを飲むとき「おつまみには何が合うの?」と悩む人は多いですよね。そんな疑問に答えるように、日本を代表する有名シェフたちが集まり、それぞれのオリジナル料理を披露する「ビールサミット」が開催されました。今回の前編では、桝谷シェフのアヒージョ村田シェフの魅惑のウインピー後藤シェフの辛ボナーラが登場。ビール好きにぴったりなレシピとシェフたちの会話から学べるポイントを紹介します。

桝谷シェフ「エビとキノコのアヒージョ」

【材料(3〜4人前)】
エビ 6尾
しめじ 1パック
芽ねぎまたはイタリアンパセリ 適量
バジル 適量
ニンニクのオリーブオイル漬け 適量
アンチョビ 適量
オリーブオイル 適量
適量

【作り方】
まず、エビは殻をしっかり剥き、背わたを丁寧に取り除きます。ここで軽くをふって揉むように洗うと、ぬめりや臭みが取れて仕上がりが一段と良くなります。その後、食べやすい大きさに切っておきましょう。しめじは石づきを落として小房にほぐし、芽ねぎイタリアンパセリは香りを生かすため細かく刻んでおきます。

次に、フライパンニンニクのオリーブオイル漬けを入れ、さらにオリーブオイルアンチョビを加えます。アンチョビは木べらやスプーンで潰しながら、弱火でじっくり加熱するのがポイント。オイルにニンニクアンチョビの旨みが溶け出し、香りが立ってきます。

香りが広がってきたら、下ごしらえしたエビしめじを加えます。蓋をして弱火でコトコトと煮込むように火を入れると、エビはふっくら柔らかく仕上がり、しめじも旨みを吸ってジューシーになります。だいたい3〜4分が目安です。

仕上げに、手でちぎったバジルを加えると、清涼感のある香りが立ち上がり、一気に華やかな一皿に。器に盛り付け、仕上げとして芽ねぎパセリをパラリと散らせば完成です。

この料理は火加減がとても大切で、強火にするとエビが固くなってしまいます。弱火でじっくり火を入れるのがコツ。さらに、煮込んだ後に残るガーリックとアンチョビの香りが染み込んだオイルは、そのままパンにつけても絶品ですし、魚料理のソースやサラダのドレッシングに再利用するのもおすすめ。最後まで美味しく楽しめる一品です。

村田シェフ「魅惑のウインピー」

【材料(3〜4人前)】
赤ウインナー 6本
普通のウインナー 10本
ピーマン 10個
ガーリックオイル 大さじ2(または油+ニンニクでも可)
塩昆布 大さじ1
醤油 大さじ1
おろしニンニク 少々

【作り方】
まず、見た目も楽しい赤ウインナーは、定番の「タコさんウインナー」に切り込みを入れます。炒めると足が広がってかわいらしく仕上がるので、お子さんにも喜ばれる工夫です。普通のウインナーは一口サイズに切り分け、食べやすさを重視します。次に、ピーマンは種を取り除き、輪切り・乱切り・大きめのカットなど、あえて切り方を変えて準備します。こうすると、口に入れたときにそれぞれ違った食感が楽しめ、「魅惑的」な一皿に仕上がります。

次にフライパンを中火で熱し、ガーリックオイルを大さじ2ほど入れます。香ばしい香りが立ってきたら、ウインナーを投入。じっくり炒めて焼き目をつけると旨みが凝縮され、パリッとジューシーに仕上がります。その後、切っておいたピーマンを加え、ウインナーの油を絡めながら炒め合わせます。

仕上げに、塩昆布を加えると深い旨みが広がり、さらに醤油を鍋肌から回しかけることで香ばしい風味がプラスされます。最後におろしニンニクをほんの少し加えて、全体をさっと炒め合わせれば完成です。

この料理の魅力は、シンプルながらもしっかりとした和風の旨みが味わえること。ウインナーのジューシーさとピーマンのほろ苦さが絶妙にマッチし、塩昆布と醤油の風味が全体を引き締めます。家庭でもすぐに作れる簡単レシピで、ご飯のおかずとしても、もちろんビールのおつまみとしてもぴったり。食卓が楽しくなること間違いなしです。

後藤シェフ「辛ボナーラ」

【材料(2〜3人前)】
ペンネ 150g
卵黄 2個
ベーコンブロック 200g
オリーブオイル 大さじ1
適量
A(パルメザンチーズ 大さじ2、一味唐辛子 適量、トマトペースト 大さじ1)

【作り方】
まず最初に、濃厚な味わいのベースとなるソースを作ります。ボウルに卵黄を割り入れ、そこへパルメザンチーズ、辛さの主役となる一味唐辛子、そしてコクと鮮やかな赤色を加えるトマトペーストを混ぜ合わせます。このとき、よくかき混ぜてなめらかなソースにしておくのがポイントです。

次に、食べ応えを出すためにベーコンブロックをサイコロ状にコロコロと切ります。厚切りのベーコンを使うことで、噛むたびに旨みと食感が楽しめます。

別の鍋にたっぷりの水を沸かし、塩分濃度が約1%になるようにを加えます。ここでペンネを表示時間通りに茹で、アルデンテに仕上げましょう。

フライパンにオリーブオイルを熱し、カットしたベーコンを加えます。火加減は弱火でじっくり。ベーコンからじわじわと脂が溶け出し、香ばしい香りが立ってきます。途中で水を少し加えることで、フライパンに残った旨みがソースとして溶け出し、全体にコクが広がります。

茹で上がったペンネを湯切りしてフライパンに加え、ベーコンの旨みをしっかり絡めます。ここで先ほど用意しておいた卵黄ソースを加え、弱火のまま手早く混ぜ合わせます。火が強いと卵が固まってしまうので、フライパンを少し火から離して混ぜるのもコツです。

最後に器に盛り付け、お好みで一味唐辛子を追いかけるように振りかければ完成です。

この「辛ボナーラ」は、ひと口目は濃厚でチーズの風味が広がり、数秒後にじわじわと一味唐辛子の辛さが追いかけてくるのが特徴。その辛さがビールの爽快感と相性抜群で、ついついおかわりしたくなる味わいです。さらに追いチーズを加えるとまろやかさが増し、辛さとコクのバランスを変えながら楽しめます。家庭でも挑戦できる、刺激的でクセになる一品です。

シェフたちの会話とポイント

今回のサミットでは「自由」と「創造性」がテーマ。火加減や香りの工夫、残りオイルの再利用など、家庭でも応用できる技が満載でした。村田シェフの自由な発想や、後藤シェフの辛さアレンジは特に新鮮で、ほかのシェフたちも感心。ユーモアも交えつつ和気あいあいと進み、料理作りそのものが「魅惑的」だと感じさせてくれました。

まとめ

「ビールサミット」前編では、桝谷シェフの香り高いアヒージョ、村田シェフの懐かしいウインピー、後藤シェフの辛口ボナーラが披露されました。いずれもビールとの相性抜群で、家庭でも真似できるレシピばかり。シェフたちの会話からも料理の知恵がたくさん学べる企画でした。後編ではさらに3人のシェフが登場予定で、どんな料理が飛び出すのか期待が高まります。

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