昔ながらの固め食感!笠原流「昭和のプリン」の魅力と作り方
プリンといえば、とろけるようななめらかなタイプが人気ですが、昔ながらの固めのプリンには独特の魅力があります。今回ご紹介するのは、【笠原将弘の料理のほそ道】で初めて登場したスイーツレシピ、昭和のプリンです。しっかりした食感と香ばしいカラメル、卵と牛乳の優しい甘みが口いっぱいに広がる味わいは、大人にとっては懐かしく、子どもにとっては新鮮です。この記事では、番組で紹介されたレシピをベースに、家庭でも失敗なく作れる方法やポイントを詳しく解説します。夏休みの親子クッキングにもぴったりです。
固めプリンが愛される理由
固めプリンは、スプーンですくったときにしっかり形を保ち、口の中でほろっと崩れるのが特徴です。とろとろタイプに比べて卵の存在感が強く、シンプルな材料だからこそ素材の味がダイレクトに感じられます。昭和の喫茶店や洋菓子店で提供されていたプリンはこのタイプが主流で、懐かしい甘さやほろ苦いカラメルの香りが、多くの人の記憶に刻まれています。
材料(小カップ6個分)
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卵 2個
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牛乳 200cc
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砂糖 大さじ4(生地用)
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砂糖 大さじ4(カラメル用)
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バニラエッセンス 2〜3滴
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水 大さじ2(カラメル用の加水分)
作り方の手順
① カラメル作り
鍋に砂糖(大さじ4)と水(大さじ1)を入れ、中火にかけます。この時は混ぜずに、色づき始めるまで待ちます。砂糖が溶けて全体が薄い茶色になったら、鍋をゆすって均一に加熱。こげ茶色になったら火を止め、水(大さじ1)を加えてスプーンでさっと混ぜます。
② 型に流す
熱いうちにプリン型にカラメルを流し入れ、粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やして固めます。
③ プリン液の準備
鍋に牛乳(200cc)と砂糖(大さじ4)を入れ、中火で砂糖が溶けるまで温めます。沸騰させないことがポイントです。
④ 卵と合わせる
ボウルに卵を割り入れ、バニラエッセンスを加えます。泡立て器で静かに混ぜ、③の牛乳を少しずつ加えて合わせます。混ざったらザルでこしてなめらかにします。
⑤ 型に注ぐ
冷やしておいたカラメルの型にプリン液を流し入れ、表面の泡はスプーンで取り除くか、火を軽く当てて消します。
⑥ 蒸す
フライパンや鍋に1cm程度の湯を沸かし、型を並べてアルミ箔をかぶせます。蓋をして蒸気が充満したら弱火にして約12分蒸します。大きな型を使う場合は時間を少し長めに。
⑦ 冷やす
粗熱を取ってから冷蔵庫でしっかり冷やします。
⑧ 型から外す
底をぬるま湯に浸けてカラメルを溶かし、型から外して器に盛れば完成です。
美味しく仕上げるコツ
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カラメルは混ぜすぎない:混ぜると結晶化しやすく、滑らかな仕上がりになりません。
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プリン液は必ずこす:口当たりが格段になめらかになります。
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弱火で蒸す:強火だと「す」が入りやすく、固くなりすぎます。
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冷やす時間をしっかり取る:一晩置くと味がなじみ、カラメルも全体に染み込みます。
アレンジと活用方法
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牛乳を豆乳に変えると、まろやかでヘルシーな味わいに。
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バニラエッセンスの代わりにラム酒を加えると大人向けデザートに。
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季節のフルーツや生クリームを添えてカフェ風に。
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カップを耐熱瓶に入れれば、そのままギフト用としても喜ばれます。
よくある質問
Q. オーブンでも作れますか?
A. 湯せん焼きにすれば可能です。160℃で約20〜25分が目安です。
Q. すが入ってしまうのはなぜですか?
A. 加熱温度が高すぎるか、蒸し時間が長すぎることが原因です。弱火と時間管理が重要です。
Q. 冷蔵庫で何日保存できますか?
A. 2〜3日程度が目安です。カラメルがなじむので翌日以降が食べごろです。
まとめ
笠原流の昭和のプリンは、固め食感と甘さ控えめの優しい味わいで、世代を超えて愛される一品です。作り方はシンプルですが、カラメル作りや蒸し加減にひと工夫することで、家庭でも喫茶店のような味に仕上がります。夏休みや特別な日のデザートに、ぜひ作ってみてください。きっと家族や友人が笑顔になるはずです。
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