秋のうまみたっぷり!笠原将弘の『豚バラしゃぶしゃぶ キノコダレ』で至福の食卓を
「しゃぶしゃぶは冬の料理」と思っていませんか?実は秋の今こそ、旬のキノコと合わせることで格別のおいしさになるんです。笠原将弘さんが「ノンストップ!」で紹介した『豚バラしゃぶしゃぶ キノコダレ』は、家庭で料亭のような味が再現できる贅沢レシピ。ピリ辛のタレにキノコの香りと旨みが溶け込み、豚肉の脂をまろやかに包み込みます。この記事では、材料の選び方から作り方のコツ、アレンジまで詳しく紹介します。
旬のキノコを使った“香りダレ”が主役
このレシピの最大の魅力は、3種類のキノコを組み合わせた「キノコダレ」。シメジ・エノキダケ・シイタケのそれぞれが異なる香りと食感を持ち、混ざり合うことで深い旨みが生まれます。さらに塩昆布のグルタミン酸が味の柱となり、豆板醤の辛みが全体を引き締めるのが笠原流。火にかけてアルコールを飛ばしたあと、キノコを加えてそのまま冷ますことで、うまみがじっくり染み込みます。時間をおくほど味に丸みが出るので、作り置きにもぴったりです。
とろりと絡む卵黄で贅沢なしゃぶしゃぶ体験
豚バラ肉をやわらかく仕上げる秘訣は、火を止めたお湯にくぐらせること。ぐらぐら煮立てると固くなるので、余熱で火を通すのがポイントです。ゆでた豚肉に卵黄を絡めれば、驚くほどなめらかな口あたりに。卵のコクとタレの辛み・酸味が絶妙に溶け合い、まるで料亭の一皿のような味わいに仕上がります。さらに白ゴマをふることで香ばしさが増し、箸が止まらなくなるおいしさです。
シャキッとカイワレがアクセント
仕上げにカイワレを散らすことで、味わいが一気に爽やかになります。ピリッとした辛みが豚肉の脂を中和し、見た目にも彩りを添えてくれます。食感のコントラストも楽しく、キノコ・豚肉・卵黄のトロリとした組み合わせに心地よいリズムを与えます。食卓で器に盛りつけた瞬間、香り立つ湯気とともに秋の贅沢を感じられるはずです。
材料(4人分)
豚バラ薄切り肉……400g
シメジ……1パック
エノキダケ……1パック
シイタケ……4枚
カイワレ……1/2パック
卵黄……2個
いりゴマ(白)……小さじ2
A(キノコダレの調味液)
・酒……3/4カップ
・みりん……1/2カップ
・しょうゆ……80ml
・酢……40ml
・砂糖……大さじ1
・塩昆布……15g
・豆板醤……小さじ2
1人分あたり 約543kcal
作り方
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キノコの下ごしらえ
シメジは根元を除いてほぐし、エノキは半分の長さに切ってほぐす。シイタケは薄切りにし、軸は細く裂く。 -
豚肉とカイワレの準備
カイワレは根元を落とし、1cm長さに切る。豚バラ肉は10cmほどに切ってほぐしておく。 -
キノコダレを作る
鍋にAをすべて入れ、ひと煮立ちさせてアルコールを飛ばす。キノコを加えてさっと煮たら、火を止めてそのまま冷ます。これで香り豊かな「キノコダレ」が完成。 -
豚肉をゆでる
別の鍋に湯をたっぷり沸かし、火を止めてから豚肉をくぐらせる。やさしく火を通したらザルに上げ、水気をきる。 -
盛り付けと仕上げ
豚肉を卵黄であえて器に盛り、③のキノコダレをたっぷりかける。上にカイワレを散らし、白ゴマをふる。
これで、家庭でも本格的な笠原流しゃぶしゃぶの完成です。
さらにおいしく楽しむコツ
・キノコは冷ます時間を取ることで味が染み込み、タレが格段に深くなる
・豚肉は「火を止めた後のお湯」にくぐらせるとやわらかく仕上がる
・卵黄は食べる直前に絡めると風味が損なわれない
また、余った「キノコダレ」は冷蔵で3日ほど保存可能。冷しゃぶや豆腐、うどん、炊き込みご飯の味付けにも応用できます。
アレンジアイデア
・冷しゃぶサラダ風:レタスやトマトと一緒に盛り付けてさっぱり仕立て
・キノコ豚丼:ご飯にのせて温泉卵を添えればランチにも
・うどんアレンジ:茹でたうどんにタレをかけて秋の冷やしうどん風に
いずれも、笠原さんのタレが主役。手間をかけずに季節の味を満喫できます。
まとめ
この記事のポイントは次の3つです。
・秋のキノコ3種が作る“香りと旨みのタレ”が主役
・卵黄でまろやかさを加えることで料亭風の味わいに
・塩昆布と豆板醤が決め手。家庭でも簡単にプロの味
忙しい日でも簡単に作れて、食卓が一気に華やぐ『豚バラしゃぶしゃぶ キノコダレ』。秋の夜、湯気と香りに包まれながら、ほっと心も温まる一皿を楽しんでみてください。
出典:フジテレビ「ノンストップ!」公式サイト(https://www.fujitv.co.jp/nonstop/)
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