【笠原将弘の料理のほそ道】きび砂糖で極上の甘み!笠原流すき焼き・みたらし餅・きゅうりのきび砂糖漬けの極意|2025年10月26日

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【賛否両論】笠原将弘の料理のほそ道
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和食のプロ直伝!笠原流「すき焼き」で味わう幸せ時間

寒い季節になると、家族で囲む鍋料理が恋しくなりませんか?特別な日には、プロの味を自宅で再現してみたい——そう感じる方も多いはず。今回は、和食の名店「賛否両論」を率いる笠原将弘さんが紹介した『すき焼き』『みたらし餅』『きゅうりのきび砂糖漬け』の3品をご紹介します。どれも笠原さんが長年愛用しているきび砂糖を使った、やさしい甘みが特徴のレシピです。この記事を読めば、料理初心者でも家庭で極上の和食を楽しめるようになります。

きび砂糖のやさしい甘みが生み出す“料亭の味”

笠原さんの料理には、共通する信念があります。それは「甘さで素材を包み込む」という考え方。きび砂糖は精製度が低く、サトウキビ本来のミネラルを多く含むため、角のない甘さで素材の味を引き立てます。和食においては、砂糖の選び方ひとつで味の印象が大きく変わるのです。
今回紹介する3品は、どれもこの“やさしい甘み”を最大限にいかしたレシピ。すき焼きの割下から、デザートのみたらし餅、そして箸休めのきゅうり漬けまで、すべてが調和のとれた和の一膳に仕上がります。

笠原流『すき焼き』(3〜4人前)

家庭の定番である『すき焼き』を、笠原流では昆布だしきび砂糖でぐっと上品に仕上げます。火加減と煮込みすぎないコツを守ることで、肉も野菜もそれぞれのうま味が際立ちます。

【材料】

食材 分量 備考
すき焼き用牛肉 400g 脂の入りすぎない肩ロースやモモがおすすめ
焼き豆腐 1丁 8等分に切る
白滝 1パック 下ゆでして水気を切る
白菜 400g ざく切り
長ねぎ 1本 1cm幅の斜め切り(青い部分は香り出し用)
玉ねぎ 1個 1cm幅の半月切り
椎茸 4枚 軸と傘に分ける
春菊 1把 半分の長さに切る
人数分 溶き卵にしてつけだれ用
牛脂 適量 鍋に馴染ませる
だし昆布 15g 水1Lに浸して昆布だしを作る
150cc 割下用
きび砂糖 大さじ8 割下用
醤油 150cc 割下用

【作り方】

  1. 昆布だしを作る
     水1Lにだし昆布を加え、冷蔵庫で1日おく。時間がない場合は1時間冷やしてから15分ほど弱火で温め、沸騰直前で火を止める。

  2. 割下を作る
     鍋に昆布だし100ccと酒150ccを入れ、ひと煮立ちさせる。そこへきび砂糖を加えて溶かし、最後に醤油を加えて再び軽く煮立てる。

  3. 具材を下ごしらえ
     焼き豆腐は8等分、白滝は下ゆでして水を切る。野菜はすべて切っておく。

  4. 鍋で焼く・煮る
     すき焼き鍋に牛脂を馴染ませ、長ねぎの青い部分を焼いて香りを出す。白い部分と玉ねぎを加え、軽く焼き目をつける。

  5. 肉を煮て味わう
     割下を加え、牛肉をさっと煮る。溶き卵につけていただく。

  6. 煮詰まってきたらだしを足す
     割下が濃くなったら昆布だしで薄め、他の具材を入れて煮ながら楽しむ。

笠原流では、**「最初のひと口を大切に」**という考えがあります。肉を焼きすぎず、割下が香り立つ瞬間を見逃さないことが、最高の味わいを生むポイントです。

甘じょっぱくて懐かしい『みたらし餅』(2〜3人前)

だしの風味が生きたタレが決め手の笠原流『みたらし餅』。一般的なみたらし団子よりも深いコクがあり、どこか懐かしい味わいです。

【材料】

食材 分量 備考
切り餅 4個 4等分に切る
水溶き片栗粉 適量 タレのとろみ付け用
250cc A
だし昆布 3g A
きび砂糖 140g A
醤油 大さじ2 A

【作り方】

  1. 餅を焼く
     フライパンに並べ、中火で両面がきつね色になるまで焼く。焦がさないように注意。

  2. タレを作る
     鍋に水・だし昆布・きび砂糖・醤油を入れ、よく混ぜて弱火にかける。沸いたら昆布を取り出す。

  3. とろみをつける
     水溶き片栗粉を少しずつ加え、とろみがつくまで加熱する。しっかり沸かすことで透明感のあるタレになる。

  4. 仕上げる
     焼いた餅を串に刺し、タレをたっぷりとかける。

ほんのりとしたきび砂糖の香ばしさと、だしの旨味が口いっぱいに広がる一品。お茶と一緒に味わえば、心がほっと和む和のデザートです。

箸休めにぴったり!『きゅうりのきび砂糖漬け』

さっぱりとした口当たりながら、どこかやさしい甘みが残る『きゅうりのきび砂糖漬け』。冷蔵庫で一晩寝かせるだけで完成する簡単な常備菜です。

【材料】

食材 分量 備考
きゅうり 5本 1.5cm幅の斜め切り
粗塩 大さじ1.5 下味用
きび砂糖 70g 味付け用
大さじ1.5 香り付け用

【作り方】

  1. 下ごしらえ
     きゅうりを洗い、ヘタを落として斜め切りにする。

  2. 塩を揉み込む
     保存袋に入れて粗塩を加え、しんなりするまで揉む。

  3. 味を加える
     きび砂糖と酒を加え、全体をよく揉み込む。

  4. 漬け込む
     空気を抜いて袋を閉じ、冷蔵庫で一晩おく。時間がない場合は2〜3時間でも可。

冷やしたまま食卓に出せば、箸が止まらない美味しさ。きび砂糖のやさしい甘さが、きゅうりの青味をやわらげ、まるで老舗旅館の小鉢のような上品な一皿に。

きび砂糖がもたらす“やさしい贅沢”

今回の3品すべてに共通しているのは、「きび砂糖」が持つ自然な甘み。一般の白砂糖では出せない奥行きがあり、料理全体がまろやかにまとまります。
笠原将弘さんが「賛否両論」で大切にしているのは、“素材の声を聞く料理”。調味料を主張させるのではなく、素材の味を引き出すこと。きび砂糖は、その考えにぴったり寄り添う調味料なのです。

まとめ

この記事のポイントは以下の3つです。

笠原将弘さんの『すき焼き』は、昆布だしときび砂糖の旨みでつくる上品な味。
・『みたらし餅』は、だし昆布の風味で甘じょっぱさが格別。
・『きゅうりのきび砂糖漬け』は、食卓に欠かせないさっぱり副菜。

食材と調味料の“ひと手間”が、料理を格上げします。特別な日こそ、和食の心を感じる笠原流レシピを試してみてください。
いつもの食卓が、少し贅沢なひとときに変わるはずです。

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