甘くないりんごが主役に!『リヨン風りんごとじゃがいものソテー』の魔法
りんごを特売でまとめ買いしたけれど、「思ったより甘くない」「食感がボソボソしていて生では食べづらい」…そんな経験、ありませんか?実はその“残念りんご”、料理に使うと驚くほどおいしく生まれ変わるんです。DAIGOも台所(2025年10月30日放送)で紹介された『リヨン風りんごとじゃがいものソテー』は、そんな救済レシピの決定版。フランス・リヨンの家庭料理をベースにした、香り豊かでおしゃれな一皿です。バターと塩のコク、りんごの甘酸っぱさ、じゃがいもの香ばしさが重なり合い、まるでビストロで食べるような味わいに仕上がります。この記事では、その作り方やおいしさの秘密、家庭で失敗しないコツをたっぷり紹介します。
りんごとじゃがいも、意外すぎる最強コンビ
りんごはフルーツとして食べるだけでなく、火を通すことで新しい表情を見せてくれます。特にこのレシピでは、紅玉など少し酸味のある品種がぴったり。炒めることで余分な水分が飛び、酸味がほんのりとした甘みに変わり、塩味の中で華やかに香ります。
一方、じゃがいもは2〜3mmの薄切りにしてしっかりと焼き色をつけるのがポイント。カリッとした食感がりんごの柔らかさと対比し、口の中で心地よいリズムを生み出します。
さらに玉ねぎを加えることで、全体に深みのある甘みと香ばしさがプラスされ、味のバランスが絶妙に整います。まさに“りんごが主役の洋風おかず”です。
材料(2人分)
| 材料 | 分量 | 役割・ポイント |
|---|---|---|
| りんご(紅玉) | 1個 | 酸味と香りを活かす |
| 玉ねぎ | 100g | 甘みと香ばしさをプラス |
| じゃがいも | 300g | カリッと焼いて香ばしさを出す |
| バター | 30g | コクと風味の要 |
| にんにく(みじん切り) | 小さじ1 | 香りを引き立てる |
| パセリ(みじん切り) | 小さじ1 | 仕上げに彩りと香りを |
| 塩 | 適量 | 味の引き締め役 |
| 黒こしょう(粗びき) | 適量 | 風味のアクセント |
| サラダ油 | 適量 | じゃがいもを焼くために使用 |
カロリー:310kcal 塩分:1.8g
作り方
・りんごは皮をむかずに4等分に切り、芯を取ってさらに3等分にする。皮つきのまま使うことで、香りと彩りがよくなります。玉ねぎは薄切りに。
・じゃがいもは皮をむき、2〜3mmの薄切りにして水でサッと洗う。でんぷんを軽く落とすことで、焼いたときにカリッと仕上がります。ペーパータオルでしっかり水気を取っておきましょう。
・フライパンに多めのサラダ油を入れて熱し、じゃがいもを広げて入れる。強火で5〜6分、焦げ目がつくまでソテーし、火が通ったらザルに上げて油を切る。
・同じフライパンにバター10gを入れ、玉ねぎと塩小さじ1/3を加えて中火〜強火で炒める。少しあめ色になるまで炒めたら端に寄せる。
・残りのバター20gを加え、りんごを投入。表面が軽く色づいたら、先ほどのじゃがいもを戻して全体を優しく炒め合わせる。
・塩と黒こしょうで味を調え、香りづけににんにくのみじん切りを加えて弱火で炒める。
・最後にパセリを散らして器に盛りつければ完成。
香り立つバターとりんごのハーモニー
バターの香ばしさと、りんごのほんのり酸っぱい香りが重なった瞬間、キッチンが幸せな香りに包まれます。炒めることでりんごがとろりと柔らかくなり、バターの塩気と溶け合って、思わず「りんごってこんなにおいしかった?」と驚く味わい。
番組のコメントでも「りんごが塩味とマリアージュしていて、すごくおいしい」と感激の声が上がっていました。りんごを料理に使うことに抵抗がある人も、この一皿で考えが変わるはずです。
プロが教えるおいしさのコツ
・りんごは炒めすぎない:果肉が崩れる前に火を止めると、食感と香りが残ります。
・じゃがいもは強火で短時間:焦げ目がつくまでしっかり焼くことで、香ばしさが際立ちます。
・塩の量は控えめに:りんごとバターの自然な甘みを引き立てるため、塩は少量でOK。
・冷めてもおいしい:翌日はリベイクして、白ワインのおつまみにもぴったり。
まとめ:りんごの新しい楽しみ方を食卓に
・甘くないりんごが見事におかずに変身
・バターと塩で果実の旨みを引き出すフランス流テクニック
・カリカリのじゃがいもととろけるりんごが最高の食感バランス
・作り置きもできて、おもてなしにも活躍
りんごの可能性を広げる『リヨン風りんごとじゃがいものソテー』。難しい工程はなく、材料もすべて身近なものばかり。冷蔵庫の中の「ちょっと残念なりんご」を、食卓の主役に変える魔法のレシピです。今日の夕食に、ぜひ試してみてください。



コメント