腸活食材の真実!ヨーグルトと納豆どっちが太りにくい?
腸活に興味があるけれど、「結局ヨーグルトと納豆、どっちがいいの?」と迷う人は多いはず。
今回のTBS『それって実際どうなの会SP』では、その永遠のテーマを大実験!ヨーグルト派と納豆派、それぞれが3日間の食生活でどんな変化を見せたのか、番組で検証しました。この記事では、その実験内容と驚きの結果をわかりやすく紹介します。
腸内細菌の種類と働き “菌の多さ”より“どこで働くか”がカギ
番組では専門家としてしらはた胃腸肛門クリニック横浜や山本メディカルセンターが登場。人間の腸には約100兆個、1000種類もの腸内細菌が住んでいると説明されました。
腸内細菌は主に3つのタイプに分かれます。
・善玉菌(ビフィズス菌や乳酸菌など)
・悪玉菌(ウェルシュ菌など)
・日和見菌(どちらにも傾く中間タイプ)
ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌は大腸で働き、便通や肌の状態を整えます。一方、納豆菌は熱や酸に強く、小腸で活動。たんぱく質や食物繊維の消化を助け、栄養吸収をスムーズにしてくれます。
つまり、“菌の量の多さ”よりも“どの菌がどこで働くか”が重要なのです。
2日目の実験で明らかに!ヨーグルト派は整腸、納豆派は満腹感が続く
2日目の朝、体重を量ると、たくやは+0.1kg、かずやは-0.3kgという微妙な差。
この日の朝食はお好み焼き。食前のヨーグルトが血糖値の上昇をゆるやかにし、食後の眠気を防ぐ効果があることが紹介されました。
昼は豚骨ラーメンに納豆をトッピング。青じそドレッシングをかけてさっぱりとした味に。夜はミックスグリル定食に梅肉を混ぜた納豆を添えて、さまざまな“ちょい足し”アレンジも登場しました。
ヨーグルト100gのカロリーは約65kcal、納豆50gは約93kcal。どちらも低カロリーですが、納豆は腹持ちの良さで優勢。ヨーグルトはお通じや肌の改善など、別の健康面で強みを発揮します。
この日の摂取カロリーは約2490kcal。それでもかずやの体重は減少し、代謝アップや血糖コントロールの効果が期待できると専門家は分析しました。
腸活のメリットとして、免疫機能の改善、整腸作用、肌トラブルの軽減、睡眠の質の向上が挙げられ、ヨーグルトも納豆も“健康の味方”であることが強調されました。
3日目で差が出た!注目の成分「ナットウキナーゼ」の働きとは
最終日の朝は海鮮丼。ここで注目されたのが、納豆の粘りに含まれる酵素「ナットウキナーゼ」。
この成分は血流を改善し、血栓を防ぐ作用があるとされています。ナットウキナーゼという名前は“納豆にしかない成分”であることから名付けられました。
また、納豆に含まれるモリブデンは体内の鉄分の運搬を助け、疲労回復や貧血予防にも役立ちます。
この日は昼にニラレバ炒め定食、夜はカツ丼とボリューム満点の食事でしたが、オリーブオイルや梅肉を加えてバランスを取る工夫も見られました。
3日目終了時の体重は、たくやが初日より+0.4kg(75.9kg)、かずやが-0.1kg(75.4kg)。
数字だけ見れば僅差ですが、体の変化や実感は大きく違っていました。
たくや(納豆中心)は「お腹がすきにくい」とコメントし、かずや(ヨーグルト中心)は「お通じが良くなった」と語りました。
腸内の働き方の違いが、生活リズムや体感に表れた形です。
ヨーグルト×納豆の“合わせ技”が最強!専門家のおすすめ腸活法
番組後半では、専門家が“理想の腸活メニュー”を提案。
実は、ヨーグルトと納豆は“どちらか一方”ではなく“組み合わせて食べる”のが最も効果的なのだそうです。
納豆菌が小腸で、乳酸菌やビフィズス菌が大腸で働くため、同時に摂ることで腸全体のバランスを整えられます。
たとえば、
・朝:ヨーグルト+オリーブオイルで腸を目覚めさせる
・昼:納豆+青じそドレッシングや梅肉で消化を助ける
・夜:ヨーグルト+はちみつで腸をリラックスさせる
といった組み合わせが理想的です。
また、紗栄子は番組内で「朝にヨーグルト、昼に納豆」と食べ分けていることを明かし、日常生活で無理なく続ける腸活のコツを紹介しました。
腸活の鍵は“続けやすさ”!太りにくい体を作る毎日の習慣
最終的な検証結果では、ヨーグルトも納豆もどちらも太りにくさの直接的な差は小さいものの、体内環境や生活習慣の改善には確かな効果があることが示されました。
ヨーグルト派は大腸を中心に整腸作用が見られ、肌の調子や便通が改善。
納豆派は小腸での栄養吸収効率が上がり、腹持ちが良く、間食が減る傾向がありました。
つまり、どちらも健康的な体づくりに貢献する“頼れる腸活食材”なのです。
この回では、PIXTAやヒメリアオリーブオイルフローラボなどの商品も紹介され、手軽に取り入れられる腸活アイテムとして注目を集めました。
また、酒造り職人が納豆を食べないというエピソードも登場。これは納豆菌が強すぎて米麹に影響を与えるためだそうで、納豆菌の生命力の強さを物語る一幕となりました。
まとめ:どちらも正解!“自分に合った腸活”が一番の近道
この記事のポイントを振り返ります。
・ヨーグルトは乳酸菌・ビフィズス菌で大腸に働きかけ、便通や美肌をサポート
・納豆は納豆菌・ナットウキナーゼで小腸に作用し、血流や代謝を助ける
・両方を組み合わせると腸全体を整える“最強腸活”に
・オリーブオイルや梅肉を足すと善玉菌が増えやすくなる
・続けることで太りにくく、疲れにくい体質に近づく
『それって実際どうなの会SP』は、身近な食材が持つ本当の力を科学的に解き明かす番組でした。
ヨーグルト派でも納豆派でも、毎日の“ちょい足し”が腸を変える第一歩。
明日の朝、冷蔵庫を開けたら、ぜひどちらか—or両方!—を手に取ってみてください。


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