夏といえば、新鮮な海の幸が楽しめる季節です。そんな夏にぴったりな一品、「アジの薬味なめろう」をご紹介します。この料理は、アジを丁寧にさばき、香味野菜と味噌を混ぜて作る、魚のたたき料理の一種です。夏の暑さを乗り越える爽やかさと、旬のアジの風味が口いっぱいに広がる一品。今回は、アジの薬味なめろうの魅力と作り方をプロの視点でご紹介します。
あじの薬味なめろう
アジのさばき方：鮮度と味を最大限に活かす
アジの薬味なめろうの魅力の一つは、アジの正しいさばき方です。アジを美味しく食べるためには、鮮度を保ちつつ丁寧にさばくことがポイントです。内臓を傷つけずに肉を取り出すためには、以下の手順をおすすめします。
- アジを開き、肛門から包丁を入れて胸ビレの脇から包丁を挿入します。
- 内臓を傷つけずに取り出し、頭を折ります。
- アジを細かくたたき、味噌と香味野菜を組み合わせてなめろうを作成します。
なめろうの魅力：旬の食材と調和する美味しさ
「なめろう」とは、魚をたたいて作る料理で、アジの場合は味噌やねぎ、しょうがのみじん切りとともに混ぜます。魚の身をたたくことで、食感が引き締まり、味噌や香味野菜の風味がより一層引き立ちます。アジ以外にもサンマやカツオ、イカなどを使用することもでき、季節や地域によってアレンジが楽しめます。鮮度が命の料理なので、ぜひ調理後は新鮮なうちに味わいたいですね。
レシピ：アジの薬味なめろうの作り方
材料（2人分）
- アジ 2～3尾（約400g）
- 玉ねぎ 1/4個（約50g）
- 青じそ 3枚
- みょうが 1個
- 味噌 大さじ1と1/2
- 炒り白ごま 小さじ1
- 酢（好みで）
作り方
- 玉ねぎ、青じそ、みょうがを細かくみじん切りにします。
- アジを丁寧にさばきます。頭を左にして肛門から包丁を入れ、胸ビレの脇から背骨に斜めに包丁を入れます。頭を腹側に折って腹ワタごと取り除きます。
- アジの腹の中を洗い、水気をふきます。皮をはぎ、腹骨を取り除きます。
- アジを5mm幅に細切りにし、みじん切りにして包丁でたたきます。味噌を加えて混ぜ、炒り白ごまを加えてさらに混ぜます。
- 器に盛り付け、飾り用の薬味野菜と炒り白ごまをのせます。好みで酢をかけて完成です。
アジの薬味なめろうは、見た目にも鮮やかで、食欲をそそる一品です。ぜひ夏の食卓に取り入れて、魚の豊かな風味と香味野菜の爽やかさを楽しんでみてください。
あじをたたいてみそや薬味野菜と合わせた「なめろう」は、房総半島発祥の漁師料理です。あじの下処理もマスターしましょう。
●レシピはこちら
https://hicbc.com/tv/kewpie/recipe/2023/230808.htm?ref=yt—–
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