長期保存出来て、手軽にすぐ使える「高野豆腐」。ワンパターンの煮物になりがちですが、いつもと違った料理を作ってみませんか?
そこでグループホームで働く私が、高野豆腐で「竜田揚げ」を作って利用者さんに提供したところ、利用者さん達に美味しく食べてもらえたので紹介します。
未開封で6ヶ月くらい日持ちするので、施設料理で長期でストックできて手軽にすぐ使える「高野豆腐」。
ただ、料理のレパートリーとしては、少ないですよね。
今回は水で戻した高野豆腐を、醤油、酒、おろし生姜に漬け込んで、片栗粉をまぶして『竜田揚げ』にしてみました。
周りはサクッと中ジュワ pic.twitter.com/868XrL2wt5
— 高齢者も安心して食べれる施設料理【介護士料理人しげゆき】 (@kaigo_home) October 7, 2022
実際に作って、こんなツイートをしました。
豆腐の栄養をぎゅっと凝縮した高野豆腐は、高齢者に不足しがちなたんぱく質、カルシウムなどのミネラル、ビタミンEも多く含んでいるんですよ~。
高野豆腐には、脂肪の代謝を促進する大豆サポニンや、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きを持つ大豆イソフラボン、脳を活性化させるレシチン、老化を予防するビタミンE、さらにカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、食物繊維など、これでもかとダイエットや健康に効果がある栄養素がたっぷり。
「高野豆腐の竜田揚げ」の作り方
材料(1人分)
- 高野豆腐…1/2枚
- 大葉…1/2枚
- おろし生姜…0.2
- 醤油…10g
- 酒…10g
- 片栗粉…適量
※砂糖(3ℊくらい)を足すと、高齢者向けのちょっと甘めの味わいになります。
作り方
高野豆腐は水で戻して食べやすい大きさにカット(高齢者用には小さめで)し、調味料に浸し軽く絞って、片栗粉をまぶして揚げる。
大葉は千切りにして、上に散らす。
ポイント
揚げる際は、片栗粉をしっかりまぶしてくださいね。そうしないと、たっぷりと水分を吸った高野豆腐を油に投入するわけですから、めっちゃ油はねます。
油跳ねを気にして、硬く絞ってしまうと、出来上がりがボソッとなったり、ジュワッとした食感がなくなってしまいます。
最後に
お疲れ様です。介護士料理人しげゆきです。
グループホームでの調理ははかどっていますか?調理担当が常駐しない施設だと、介護士も調理を担当しないといけませんよね。料理が苦手な方も、参考になりますよ。
今日も元気に頑張っていきましょう。
と、いう事で今回は、高野豆腐で作る竜田揚げの作り方でした。
長期保存ができる「高野豆腐」は、施設ではお馴染みの食材なのですが、一般家庭ではあまりなじみのない(特に若い世代)食材かもしれませんね。
栄養満点で、しかも使い勝手の良い高野豆腐の料理。一度試してみてください。
これからもグループホームなど、介護施設などで作れそうな献立を、どんどん紹介するからブックマークして、常にチェックしてね。
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