（出典：https://www.nhk.jp/p/kyounoryouri/）
今日は、2024年2月14日にNHKの『きょうの料理』で放送された、料理研究家・大原千鶴さんのレシピ「お刺身のカリカリ焼き」をご紹介します。
お刺身パックは、スーパーやコンビニで手軽に買える便利な食材ですが、そのまま食べるだけではもったいない！骨も皮もなく、やわらかい刺身は、カリカリに焼いてもおいしいんですよ。
このレシピでは、お刺身ににんにくやしょうゆなどで味付けをして、片栗粉をまぶして揚げ焼きにします。すると、外はサクッと、中はジューシーに仕上がります。レモンや花椒塩でさっぱりと味わえば、ご飯やお酒のお供にもぴったりです。
では、早速作り方を見ていきましょう。
材料と作り方
材料
| 食材 | 分量 |
|---|---|
| お好みのお刺身（薄切り） | 70g |
| 薄口しょうゆ | 小さじ1 |
| 酒 | 小さじ1 |
| おろしにんにく | 少々 |
| レモン | 適量 |
| 花椒塩 | 適量 |
| 片栗粉 | 大さじ1/2＋大さじ1 |
| 米油 | 大さじ2 |
作り方
- 刺身は大きければ半分に切ります。今回はかんぱちを使いましたが、マグロやサーモンなどお好きな魚でどうぞ。
- ボウルに薄口しょうゆ、酒、おろしにんにくを入れて混ぜます。これで刺身に下味をつけます。にんにくは刺身の臭みを消してくれますし、香りも良くなります。
- 刺身を加えてからめ、5分ほどおきます。この間にレモンを搾りやすく切っておきましょう。
- 片栗粉を大さじ1/2加えて全体にからめ、さらに片栗粉を大さじ1加えてまぶします。一度全体に片栗粉をからめてから、さらに片栗粉をまぶすことで、サクッとした食感になります。
- フライパンに米油を中火で熱し、刺身を並べ入れます。上下を返しながら両面をカリっと焼きます。片栗粉が油で揚がって、カリカリになります。
- キッチンペーパーにのせて油を切り、器に盛ります。あれば花椒塩を添え、レモンを搾って完成です！
注意ポイント
刺身の選び方
お刺身パックは、新鮮で鮮やかな色のものを選びましょう。また、薄切りのものが焼きやすいです。厚切りの場合は、切り分けるか、焼き時間を長めにしてください。
片栗粉の量
片栗粉は、刺身の水分によって多少調整が必要かもしれません。刺身にまぶした後、手に触ってみて、べたつかない程度に片栗粉がついていればOKです。片栗粉が少なすぎると、カリカリになりませんし、多すぎると、油が吸われてベタベタになります。
メリット
栄養価が高い
お刺身は、魚の栄養価をそのまま摂取できる食材です。たんぱく質やオメガ3脂肪酸、ビタミンやミネラルなど、健康に良い成分が豊富に含まれています。特にオメガ3脂肪酸は、血液の流れを良くしたり、脳や目の働きを高めたりする効果があります。
お手軽でおいしい
お刺身パックは、骨や皮を気にせずに食べられるので、手間がかかりません。また、カリカリに焼くことで、刺身の食感や味が変わって、飽きずに楽しめます。レモンや花椒塩でさっぱりと味わえば、ご飯やお酒のお供にもぴったりです。
ワインや日本酒とのペアリング: お刺身のカリカリ焼き
ここからは、私からの提案です。お刺身のカリカリ焼きは、外はサクッとして中はジューシーな食感が楽しめる一品です。この独特の食感と味わいを引き立てるために、適切なワインや日本酒とのペアリングは食事の満足度を大いに高めます。
以下に、お刺身のカリカリ焼きに合わせるワインと日本酒のおすすめを紹介します。
ワインとのペアリング
- 白ワイン: ソーヴィニヨン・ブラン
- おすすめの理由: ソーヴィニヨン・ブランは、爽やかな酸味とハーブや柑橘類のアロマが特徴的な白ワインです。お刺身のカリカリ焼きに加えたレモンやにんにくの風味と相性が良く、魚のジューシーさを引き立てつつ、サクッとした食感をさわやかに洗い流してくれます。
- ロゼワイン: プロヴァンス産ロゼ
- おすすめの理由: プロヴァンス産のロゼワインは、その軽やかな口当たりとフルーティな味わいが特徴です。お刺身のカリカリ焼きの味わいを邪魔せず、花椒塩のピリッとした辛味を優しく包み込みます。また、食事の途中で味わう一服の清涼剤としてもぴったりです。
日本酒とのペアリング
- 冷酒: 純米吟醸
- おすすめの理由: 純米吟醸酒は、フルーティな香りとキレのある味わいが特徴で、お刺身のカリカリ焼きのサクサクとした食感と深い味わいを引き立てます。純米吟醸酒の爽やかな口当たりが、にんにくやしょうゆの風味をリフレッシュし、食後の口の中をすっきりとさせてくれます。
- 燗酒: 純米酒
- おすすめの理由: 燗にした純米酒は、お米の旨味がより一層引き立ち、体を温める効果もあります。お刺身のカリカリ焼きの濃厚な味わいと、純米酒の温かみのある深みが絶妙にマッチします。特に寒い季節には、この組み合わせで心も体も温まることでしょう。
これらのペアリングは、「お刺身のカリカリ焼き」をさらに楽しむための提案です。ワインや日本酒の種類によって、同じ料理でも異なる味わいを楽しむことができます。お好みのお酒を見つけ、料理との組み合わせを試しながら、食事の時間をより豊かなものにしてください。
まとめ
いかがでしたか？お刺身のカリカリ焼きは、お刺身パックを使って簡単にできるレシピです。刺身に下味をつけて、片栗粉をまぶして揚げ焼きにするだけで、サクッとジューシーな一品ができあがります。レモンや花椒塩でさっぱりと味わってくださいね。
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