春野菜と押し麦のチキンスープは、野菜の旬が春であることから、春を感じる美味しい料理です。相性は非常に良く、春野菜の爽やかな甘味や旨味と、押し麦の噛みごたえがスープによく合います。また、チキンスープの出汁と鶏肉のうま味が加わることで、深いコクと旨みが加わります。
春野菜として使われる代表的な食材は、新じゃがいもやアスパラガス、ふきのとう、菜の花、うどんこなどです。これらの春野菜は、栄養価が高く、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。押し麦は、小麦の胚芽を粒状にした食品であり、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。
このように、春野菜と押し麦のチキンスープは、豊富な栄養素と美味しさが相まって、健康的な食事にもってこいの料理です。また、春野菜は、体内に蓄積された余分な水分や老廃物を排出し、身体を浄化する作用もあるため、春の健康管理にもおすすめです。
～野菜の皮や葉も一緒に煮込むと滋味深い味わいに～
材料（2人分）：鶏手羽元（6本）、塩、玉ねぎ（皮つき 1/2個）、にんじん（上の部分 1/2本）、セロリ（1/3本）、菜の花（1/2わ）、押し麦（20g）、にんにく（薄皮つき 1かけ）、セロリの葉（2～3本）、水（3と1/2カップ）、塩、オリーブ油
作り方
1
手羽元は骨の両脇に切り込みを入れ、塩をふって10分ほどおく。
2
玉ねぎは茶色い皮をむき、頭の部分を落とし(皮と頭の部分はとりおく)、4等分のくし形に切る。にんじんは頭の部分を落とし(頭の部分はとりおく)、皮つきのまま8つ割りにする。セロリは斜め1㎝幅に切る。菜の花は3㎝長さに切る。
3
押し麦はザルに入れてさっと洗い、水気をきる。
4
にんにくは薄皮つきのままつぶし、玉ねぎの皮と頭の部分、にんじんの頭の部分、セロリの葉とともにお茶用パックに入れる。
5
鍋に分量の水と塩を入れて火にかけ、煮立ったら(1)の手羽元、(2)の菜の花以外の野菜、(4)、(3)の押し麦を加える。再び煮立ったらアクを除き、ふたをして弱めの中火で20分ほど煮る。
6
(2)の菜の花を加え、さらに5分ほど煮る。
7
お茶用パックの野菜は除き、器に盛り、オリーブ油をまわしかける。
〈プラスエコ〉皮や葉からもうまみが出るので捨てずに活用を！
普段は捨ててしまう玉ねぎの茶色い皮や頭の部分、にんじんの頭の部分、セロリの葉、にんにくの薄皮にはうまみや香りがあるので、一緒に煮込むとスープがぐっとおいしくなります。お茶用パックに入れて使えば、とり出しやすく便利です。
押し麦
精白した大麦に蒸気加熱処理をし、ローラーで平らにしたもの。食物繊維やミネラルを多く含み、もちもちとした食感を楽しむことができる。
アドバイス
鶏手羽元は骨の両側に切り込みを入れておくと、うまみが出やすく、火の通りもよくなります
普段は捨ててしまう野菜の皮なども一緒に煮込むと、スープがぐっとおいしくなります（お茶用パックに入れて使うと、とり出しやすくて便利です）
押し麦を入れることでプチプチとした食感がアクセントになり、スープにとろみもつきます
一人前あたり:317kcal、塩分3.3g
近藤幸子（2023/2/22放送）
番組HPはこちら
https://www.ntv.co.jp/3min/
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