【きょうの料理】『ヴィシソワーズ』の作り方|タサン志麻の小さな台所で紹介されたレシピ

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きょうの料理

6月5日の「きょうの料理」で、タサン志麻さんがヴィシソワーズの作り方を紹介しました。この冷製スープは、暑い夏にぴったりの一品です。シンプルな材料と簡単な手順で作れるので、家庭でも本格的な味を楽しむことができます。今回は、そんなヴィシソワーズのレシピを詳しくご紹介します。

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材料と作り方

材料

  • ねぎ 1本(100g)
  • じゃがいも(メークイン) 4個(600g)
  • 固形スープの素(洋風) 1個
  • 牛乳 カップ1と1/2~お好みで
  • クルトン 適宜
  • パセリ(みじん切り) 適宜
  • バター 20g
  • 塩 少々
  • 黒こしょう(粗びき) 少々

作り方

  1. ねぎの準備 ねぎを薄い小口切りにします。ねぎの風味がスープ全体に行き渡るように細かく切りましょう。
  2. ねぎを炒める 鍋にバターを中火で熱し、溶けたらねぎと塩1つまみを加えます。弱火にして約10分間じっくり炒め、ねぎがしんなりするまで待ちます。この段階でしっかり炒めることで、甘みが引き出されます。
  3. じゃがいもの準備 じゃがいもを2~3cm厚さの輪切りにし、水にさらしてから水気を切ります。これで余分なでんぷんを取り除き、スープが濁らないようにします。
  4. 煮る しんなりしたねぎにじゃがいもを加え、じゃがいもがかぶるくらいの水を加えてひと煮立ちさせます。アクを取り除き、スープの素を加えます。ポコポコと沸く程度の火加減にし、じゃがいもが柔らかくなるまで煮ます。
  5. スープを仕上げる 蓋を外し、煮汁が多ければ少なくなるまで煮詰めます。牛乳の約半量を加え、火を止めます。粗熱が取れたら温かいうちにミキサーにかけ、時間があればザルでこして冷蔵庫で冷やします。
  6. 仕上げ 食べる直前に残りの牛乳を少しずつ加え、好みの濃度に調整します。味を見て塩、黒こしょうで調え、器に盛ります。最後にクルトンとパセリをのせて完成です。

ヴィシソワーズに合う料理の提案

しげゆき
しげゆき

ここからは、私からの提案です。ヴィシソワーズは滑らかでクリーミーな冷製スープです。爽やかな味わいが特徴なので、相性の良いメインディッシュやサイドディッシュ、飲み物を合わせることで、食卓全体のバランスを取ることができます。

以下に具体的な提案をまとめました。

メインディッシュ

  1. グリルチキンのハーブマリネ
    • 材料:鶏もも肉、オリーブオイル、ローズマリー、タイム、にんにく、レモン
    • 方法:鶏もも肉をオリーブオイル、ローズマリー、タイム、にんにく、レモンでマリネし、グリルで焼きます。ハーブの香りとレモンの爽やかさが、ヴィシソワーズのクリーミーさとよく合います。
  2. 白身魚のソテー レモンバターソース
    • 材料:白身魚(タラやヒラメ)、バター、レモン、白ワイン、パセリ
    • 方法:白身魚をソテーし、バターとレモン、白ワインで作ったソースをかけます。さっぱりとした味わいがヴィシソワーズとマッチします。

サイドディッシュ

  1. グリーンサラダ
    • 材料:ミックスリーフ、キュウリ、トマト、赤玉ねぎ、ビネグレットドレッシング
    • 方法:新鮮な野菜を使ったシンプルなサラダです。ビネグレットドレッシングで酸味を加え、ヴィシソワーズの濃厚さを引き立てます。
  2. ガーリックブレッド
    • 材料:バゲット、バター、にんにく、パセリ
    • 方法:バゲットにバターとにんにく、パセリを塗ってトーストします。香ばしいガーリックブレッドは、ヴィシソワーズの滑らかさと相性抜群です。

飲み物

  1. 白ワイン
    • 種類:シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン
    • 理由:フルーティーで酸味のある白ワインがヴィシソワーズのクリーミーさを引き立てます。特にシャルドネやソーヴィニヨン・ブランがおすすめです。
  2. ライトビール
    • 種類:ペールエール、ピルスナー
    • 理由:軽やかな味わいのビールが、ヴィシソワーズの滑らかさとバランスを取ります。ペールエールやピルスナーの爽やかさがぴったりです。

デザート

  1. レモンシャーベット
    • 理由:食後にさっぱりとしたレモンシャーベットを楽しむことで、口の中がリフレッシュされ、全体のバランスが整います。
  2. ベリーのタルト
    • 理由:ベリーの酸味とタルトの甘みが、ヴィシソワーズの濃厚さと対比して良いバランスを保ちます。

これらの提案を参考に、ヴィシソワーズを中心にした食卓を楽しんでください。家族や友人との食事がより一層豊かで楽しいものになるでしょう。

タサン志麻 プロフィール

大阪あべの・辻調理師専門学校および同グループのフランス校を卒業したタサン志麻さんは、ミシュランの三ツ星レストランで研修を修了して帰国。その後、老舗フレンチレストランで約15年間勤務し、結婚を機にフリーランスの家政婦として活動を開始しました。

各家庭の家族構成や好みに応じた料理が評判を呼び、「予約がとれない伝説の家政婦」としてメディアから注目されました。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でその仕事ぶりが放映され、年間最高視聴率を記録。出版したレシピ本は続々とベストセラーとなり、著者累計220万部を突破しています。『志麻さんのプレミアムな作りおき』ではレシピ本大賞2018 料理部門入賞、『志麻さんの気軽に作れる極上おやつ』ではレシピ本大賞2020 おやつ部門準大賞を受賞しました。

現在、志麻さんは家政婦の仕事に加えて、料理イベントやセミナーの講師、地方の特産物を活かしたレシピ考案など、多方面で活動中です。フランス料理やフランスの家庭文化を通じて学んだ「家族の食卓の温かさ」を、忙しい日本の家族に届けたいという思いで、日々料理に取り組んでいます。フランス人の夫、3人の子供、2匹の猫と共に暮らしています。

まとめ

ヴィシソワーズは、シンプルながらも奥深い味わいが魅力の冷製スープです。タサン志麻さんのレシピを参考にすれば、家庭でも簡単に本格的なヴィシソワーズを楽しむことができます。ポイントは、ねぎをじっくりと炒めて甘みを引き出すことと、じゃがいもを柔らかく煮ることです。これで、暑い夏の日にもぴったりな一品が完成します。ぜひ、お試しください。

タサン志麻さんのレシピは、どれも丁寧で分かりやすいので、料理初心者でも安心して作ることができます。これからも、「きょうの料理」で紹介される彼女のレシピに注目していきましょう。

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