6月5日の『きょうの料理』では、タサン志麻さんが「タサン志麻の小さな台所」として、特製のチキンソテー 梅オリーブソースの作り方を紹介してくれました。この料理は、香ばしいチキンと爽やかな梅の風味が絶妙にマッチした一品です。家庭でも簡単に再現できるこのレシピ、ぜひお試しください!
材料と作り方
材料
鶏もも肉
- 鶏もも肉: 2枚 (560g)
梅オリーブソース
- 白ワイン: カップ1/2
- 梅干し(塩分5%/はちみつ入り): 5~6個
- オリーブ油: 大さじ1~2
薬味サラダ
- サニーレタス(ちぎる): 1/4個分
- 細ねぎ(食べやすくちぎる): 5~6本分
- 青じそ(ちぎる): 5枚分
- みょうが(小口切り): 3個分
その他
- 塩: 少々
- 黒こしょう(粗びき): 少々
作り方
1. 鶏肉の下ごしらえ
鶏もも肉は水気をしっかり拭き取ります。塩小さじ1弱(鶏肉の重量の約1%)と黒こしょうを適量振りかけ、皮側を下にしてフライパンに広げます。
2. 鶏肉を焼く
重し(水を張ったボウルを耐熱皿にのせたものなど)を乗せ、強めの中火で加熱します。パチパチと音がしてきたら弱火にし、じっくりと時間をかけて焼きます。縁が白っぽくなり、皮がこんがりと焼けたら重しを外し、上下を返してさらに3分ほど焼きます。
3. 仕上げ
火が通ったら鶏肉を器に盛り、フライパンの余分な脂を紙タオルで拭き取ります。
4. 梅オリーブソースを作る
②のフライパンを中火で熱し、白ワインを入れてスプーンで混ぜながら約半量になるまで煮詰めます。種を除いてたたいた梅干しを加えて混ぜ、オリーブ油を加えてさらに混ぜ合わせます。
5. 盛り付け
焼き上がった鶏肉にお好みの量の梅オリーブソースをかけ、薬味サラダを添えて完成です。
食材の選び方と保存方法
新鮮な食材を選び、適切に保存することは、料理の品質と味を保つために非常に重要です。以下に、今回のレシピに使われる主な食材の選び方と保存方法について詳しく紹介します。
鶏もも肉の選び方と保存方法
選び方:
- 色: 鶏もも肉は、鮮やかなピンク色をしているものが新鮮です。くすんだ色や変色しているものは避けましょう。
- 匂い: 新鮮な鶏肉は、ほとんど匂いがありません。嫌な臭いがする場合は購入を避けましょう。
- 触感: 表面が滑らかで弾力があり、パックに血液が溜まっていないものを選びます。
保存方法:
- 冷蔵保存: 購入後はできるだけ早く冷蔵庫に入れ、2〜3日以内に使用しましょう。冷蔵庫の温度は0〜4度に設定します。
- 冷凍保存: 長期保存する場合は、ラップでしっかり包み、ジップロックなどの密閉袋に入れて冷凍します。冷凍保存で3ヶ月ほど保存可能です。使用する際は冷蔵庫でゆっくり解凍します。
梅干しの選び方と保存方法
選び方:
- 色: 梅干しの色が鮮やかで、つやがあるものを選びます。
- 形: 均一な形で、果肉がたっぷりと厚いものが理想的です。
- 原材料: 添加物が少なく、自然な材料で作られたものを選ぶと安心です。
保存方法:
- 常温保存: 梅干しは塩分が多いため、常温でも保存可能ですが、直射日光を避け、風通しの良い場所で保存します。
- 冷蔵保存: 長期間保存する場合や、夏場などの高温多湿な時期には、冷蔵庫で保存するのが良いでしょう。開封後は密閉容器に入れて冷蔵庫に入れます。
オリーブの選び方と保存方法
選び方:
- 色: 緑オリーブと黒オリーブがありますが、いずれも色が均一でつやがあるものを選びます。
- 形: 均一な形で、傷やへこみがないものが良いです。
- 味: 試食ができる場合は、好みの塩加減や風味を確認してから購入するとよいでしょう。
保存方法:
- 冷蔵保存: 開封後は瓶や缶のオリーブは密閉容器に移し替え、冷蔵庫で保存します。液体に浸っている場合は、液体ごと保存することで風味が保たれます。
- 常温保存: 未開封の場合は常温で保存可能ですが、直射日光を避け、涼しい場所に保管します。
ニンニクの選び方と保存方法
選び方:
- 色: 白くて均一な色合いのものを選びます。緑や黒の斑点があるものは避けましょう。
- 形: しっかりとした球状で、ふくらみがあるものが新鮮です。乾燥してしぼんでいるものは古いです。
- 香り: 強い香りがしないものを選びます。
保存方法:
- 常温保存: ニンニクは風通しの良い、冷暗所で保存します。吊るして保存するか、紙袋に入れて保存すると良いでしょう。
- 冷蔵保存: 長期間保存したい場合は、冷蔵庫で保存します。冷凍保存も可能ですが、解凍後はすぐに使用します。
野菜の選び方と保存方法
選び方:
- 色: 鮮やかでつやがあるものを選びます。しおれているものや変色しているものは避けましょう。
- 形: 均一な形で、傷やへこみがないものが良いです。
- 触感: しっかりとした弾力があり、重みを感じるものが新鮮です。
保存方法:
- 冷蔵保存: 野菜は種類によって保存方法が異なりますが、多くの野菜は冷蔵庫の野菜室で保存します。湿度を保つために、新聞紙やペーパータオルで包んで保存すると長持ちします。
- 冷凍保存: 一部の野菜は冷凍保存が可能です。ブロッコリーやパプリカなどは、軽く茹でてから冷凍すると風味を保てます。
これらの選び方と保存方法を参考にすることで、食材の品質を保ち、美味しい料理を作ることができます。ぜひ、日々の料理に役立ててください。
タサン志麻 プロフィール
大阪あべの・辻調理師専門学校および同グループのフランス校を卒業したタサン志麻さんは、ミシュランの三ツ星レストランで研修を修了して帰国。その後、老舗フレンチレストランで約15年間勤務し、結婚を機にフリーランスの家政婦として活動を開始しました。
各家庭の家族構成や好みに応じた料理が評判を呼び、「予約がとれない伝説の家政婦」としてメディアから注目されました。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でその仕事ぶりが放映され、年間最高視聴率を記録。出版したレシピ本は続々とベストセラーとなり、著者累計220万部を突破しています。『志麻さんのプレミアムな作りおき』ではレシピ本大賞2018 料理部門入賞、『志麻さんの気軽に作れる極上おやつ』ではレシピ本大賞2020 おやつ部門準大賞を受賞しました。
現在、志麻さんは家政婦の仕事に加えて、料理イベントやセミナーの講師、地方の特産物を活かしたレシピ考案など、多方面で活動中です。フランス料理やフランスの家庭文化を通じて学んだ「家族の食卓の温かさ」を、忙しい日本の家族に届けたいという思いで、日々料理に取り組んでいます。フランス人の夫、3人の子供、2匹の猫と共に暮らしています。
まとめ
今回の『きょうの料理』で紹介されたチキンソテー 梅オリーブソースは、タサン志麻さんのセンスが光る一品です。鶏肉のジューシーさと、梅の爽やかな酸味が絶妙にマッチして、家庭でも手軽に作れるレシピとなっています。特に、白ワインを煮詰めて旨味を凝縮させる工程は、ソースに深みを与える重要なポイントです。また、薬味サラダが全体のバランスを整え、食欲をそそります。ぜひ一度お試しください!
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