「にんじんとくるみのさつまおやき」は、高齢者にとって良い栄養価を持った食品です。
にんじんには、β-カロテンが豊富に含まれており、この成分は強い抗酸化作用があります。また、食物繊維も豊富で、腸内環境の改善に役立ちます。
くるみには、不飽和脂肪酸が多く含まれており、中性脂肪やコレステロール値の低下につながります。
さつま芋は、ビタミンAや食物繊維が豊富で、さらに血糖値の上昇を穏やかにする効果があります。
また、小麦粉を使わないため、グルテンによるアレルギーの心配もありません。
以上から、「にんじんとくるみのさつまおやき」は、高齢者にとって栄養バランスに優れた食品と言えます。ただし、食物アレルギーの有無や嚥下障害の有無など、個人の状態によっては適さない場合があるため、注意が必要です。
材料 4個分
- 材料
- 分量
- さつまいも
- 150g
- にんじん
- 50g
- くるみ
- 10g
- 片栗粉
- 小さじ2
- 粉末黒糖
- 小さじ1
- 黒いりごま
- 小さじ1
- 牛乳
- 大さじ1と1/2
- 有塩バター
- 10g
作り方
- 1
- さつまいもは皮をむいて1cm角に切り、水にさらしてアクを抜く。
耐熱容器に入れてラップをし、500Wのレンジで5分加熱する。 - 2
- にんじんは皮をむいてすりおろす。
★にんじんにはβカロテンが豊富で、体内でビタミンAに変換されて皮膚や粘膜を健康に維持するはたらきがあります。 - 3
- くるみは包丁のハラで上から押さえて砕き、粗みじんにする。
★くるみやごまには、必須脂肪酸(α-リノレン酸、リノール酸)が豊富。脂溶性のビタミンAの吸収率も高まります。 - 4
- さつまいもをフォークでつぶし、にんじん・くるみを合わせ、片栗粉・黒糖・黒ごま・牛乳を加えてよく混ぜ合わせる。
- 5
- 4等分にして丸め、厚さ2cmくらいに形を整える。
- 6
- 温めたフライパンにバターを入れて溶かし、丸めたさつまいもを並べ、焼き色が付いたら裏面に返して同じように焼く。
ポイント
- にんじんのβカロテンは、体内でビタミンAとして皮膚や粘膜の健康を助けます。
- くるみやごまからは、体内では合成できない必須脂肪酸がとれ、ビタミンAの吸収率も高めます。
- さつまいもを入れることで、自然な甘さでおいしくいただけます。
- カルシウムや食物繊維もとれ、栄養満点のおやつや補食としてもおすすめです。
MBCテレビ「かごしま4」のお料理コーナー。
公認スポーツ栄養士の田畑綾美さんに、心身ともに健やかな暮らしに役立つメニューを提案していただきます。
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■かごしま4
https://blogs.mbc.co.jp/kago4/
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