栗原はるみの「手づくりロースハム」で食卓が変わる!
おいしいハムは買うもの、と思っている方も多いですよね。でも実は、家庭でも驚くほどシンプルな材料と少しの工夫で作れるんです。今回の「きょうの料理」では、栗原はるみさんが年4回の特別シリーズ「栗原はるみのキッチン日和」で、手づくりだからこそ味わえる『ロースハム』の魅力を教えてくれました。共演はヴァイオリニストのTAIRIKさん。料理と音楽の掛け合いも楽しめる25分間でした。この記事では番組の内容を詳しく紹介しながら、家庭での活用アイデアまでお伝えします。
シンプルな材料で仕上げるロースハム
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秋の食卓にぴったりな一品です。今回は栗原はるみさんのレシピをもとに、家庭で作れる本格的なロースハムをご紹介します。調理時間は約1時間20分。エネルギーは全量で1400kcal、塩分は6.4gです。※豚肉を漬ける時間、常温に戻す時間、ゆでた後に冷ます時間、冷蔵庫で冷やす時間は除きます。保存は冷蔵庫で3~4日間可能です。
【材料】(つくりやすい分量)
・豚ロース肉(塊) 600g
・A 粗塩(粒の大きいもの)50g
・A 砂糖 大さじ2
・A 水 大さじ2
・ローリエ 1枚
・黒こしょう(粒) 20粒
【つくり方】
まず、豚ロース肉は脂身が外側になるように形を整えます。丸い筒状にしたら、たこ糸を4本ほど巻き付けてしっかり固定します。
次にボウルに粗塩・砂糖・水を合わせ、マリネ液を作ります。保存袋に豚肉を入れ、マリネ液とローリエ、黒こしょうを加えます。袋の上から全体になじませ、冷蔵庫で丸1日休ませます。
翌日、調理前に冷蔵庫から取り出し、常温に戻します。豚肉を袋から出し、マリネ液をさっと洗い流します。大きめの鍋に水3リットルと豚肉を入れて火にかけます。沸騰してきたら弱火に落とし、煮立たせないよう注意しながら50〜60分ゆでます。水面が静かにフツフツしている程度を保つのがポイントです。竹串を刺してスッと入るようになったら火を止めます。
豚肉を取り出したら水けを拭き取り、熱いうちにラップで二重に包みます。バットなどに氷を敷いてラップをのせ、その上に肉を置いて冷まします。粗熱が取れたら冷蔵庫に入れてしっかり冷やします。
完全に冷えたらたこ糸を外し、好みの厚さに切って完成です。しっとりやわらかな食感と、やさしい塩味を楽しめます。
ロースハムの楽しみ方いろいろ
でき上がったハムは、そのままスライスして食べても絶品。さらに番組では、いろいろなアレンジも紹介されました。
・角切りにして『チャーハン』に
・厚切りにして『ハムステーキ』や『ハムカツ』に
・サンドイッチやサラダの具材としてもぴったり
日常の料理がぐっと華やかになるのが魅力です。
春巻きへのアレンジも登場
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手づくりのロースハムを使うことで、優しい塩味とあっさりした食感が楽しめる一品です。香り豊かなねぎやしょうが、みつばを合わせて巻くことで、揚げたときに爽やかな風味が広がります。仕上げには、手づくりのチリソースをたっぷり添えていただくのがおすすめです。
ロースハムの春巻の材料(10本分)
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ロースハム 140g
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干ししいたけ 4枚
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ねぎ 1本(100g)
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みつば 1ワ(50g)
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しょうが 1かけ(15g)
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かまぼこ 60g
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春巻の皮(大) 10枚
A
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卵黄 1コ分
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ごま油 小さじ2
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紹興酒(または酒) 小さじ1
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塩・こしょう 各少々
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卵白(よく溶いたもの) 1コ分
チリソース(つくりやすい分量)
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チキンスープ カップ1+1/2(中華風顆粒チキンスープの素小さじ1を湯カップ1+1/2で溶く)
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トマトケチャップ カップ1/2
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砂糖 大さじ1+1/2
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かたくり粉 大さじ1
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紹興酒(または酒) 大さじ1
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豆板醤 大さじ1
ロースハムの春巻の作り方
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干ししいたけは少なめの水でじっくり戻し、水けを軽く絞って堅い軸を除き、せん切りにします。
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ねぎは5cm長さのせん切りにし、みつばも5cm長さに切ります。
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ロースハムは薄切りにしてからせん切りにし、しょうがは皮をむいてせん切りにします。かまぼこも同様に薄切り後せん切りにします。
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春巻の皮は1枚ずつはがし、乾かないようラップで包んでおきます。
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ボウルに1の材料を入れ、A(卵黄・ごま油・紹興酒・塩・こしょう)を加えて混ぜ合わせます。
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春巻の皮に5を1/10量ずつのせ、具がふんわりとするように巻き、巻き終わりを卵白でとめます。
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チリソースを作ります。かたくり粉大さじ1を同量の水で溶き、小鍋に残りの材料(チキンスープ・トマトケチャップ・砂糖・紹興酒・豆板醤)を入れてよく混ぜます。弱めの中火にかけ、煮立ったら水溶きかたくり粉を回し入れ、とろみをつけます。
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揚げ油を熱し、巻いた春巻を入れて色づいてカリッとするまで揚げます。油をよくきって器に盛り、チリソースを添えます。
カリッと揚がった春巻の中から、ジューシーなロースハムと香味野菜の香りが広がり、手づくりならではの贅沢な味わいを楽しめます。
音楽と料理のコラボレーション
番組は料理だけでなく、TAIRIKさんとのトークや演奏も見どころ。料理のリズムと音楽のリズムが重なり合うことで、家庭での料理時間がもっと楽しくなるアイデアを感じさせてくれました。季節ごとに届けられる「キッチン日和」シリーズならではの魅力です。
まとめ|家庭で挑戦する価値あり!
今回の放送のポイントを整理すると以下の3つです。
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栗原はるみさん流『ロースハム』はシンプルな材料で手作りできる
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チャーハン・ステーキ・ハムカツなど、アレンジの幅が広い
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春巻&チリソースという中華風アレンジも必見
家庭で作れば、安心でおいしいだけでなく、食卓がちょっとしたごちそうに早変わりします。次の休日に挑戦してみれば、家族や友人に喜ばれること間違いなしです。関連するレシピや過去の「きょうの料理」特集もあわせてチェックして、レパートリーを広げてみてくださいね。


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