笠原将弘の料理のほそ道|唐揚げレシピで話題の黒コショウレモン唐揚げとは?レモンで軽くなる作り方と下味の理由

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【賛否両論】笠原将弘の料理のほそ道
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黒コショウレモン唐揚げ

さっぱり食べられるのに満足感もある、そんな理想を叶えるのが黒コショウレモン唐揚げです。揚げ物なのに重くならず、やみつきになる理由にはしっかりとした調理の工夫があります。
このページでは『笠原将弘の料理のほそ道(黒コショウレモン唐揚げ)』の内容を分かりやすくまとめています。レシピだけでなく、味の仕組みや美味しくなる理由まで理解できる内容になっています。

この記事でわかること
・黒コショウレモン唐揚げの具体的な作り方
・ジューシーに仕上がる下味のコツ
・外カリ中しっとりにする揚げ方のポイント
・レモンと黒コショウが合う理由
・アスパラの付け合わせで美味しくする工夫

笠原将弘『砂肝の唐揚げ』の作り方|料理のほそ道で紹介された硬いイメージが覆える!軽やかなサクサク食感レシピ

・レシピ 黒コショウレモン唐揚げの作り方

【材料(2人前)】
鶏もも肉 約300g
レモン 1個
片栗粉 適量
サラダ油 適量

A(塩 小さじ1/2、砂糖 大さじ1/2、粗挽き黒コショウ 小さじ1)
B(酒 大さじ1/2、しょうゆ 大さじ1/2)

【作り方】
① 鶏肉は大きめの一口大に切る
② A→B→レモン果汁の順にもみ込む
③ 10分置く
④ 片栗粉をまぶして170℃で3分揚げる
⑤ 一度休ませて、さらに1〜2分揚げる

これだけで完成です。

一見シンプルですが、この唐揚げがすごいのは「味のバランス」です。

普通の唐揚げはしょうゆやにんにくが主役ですが、このレシピは黒コショウとレモンが主役
だから、食べた瞬間の印象がかなり軽くなります。

さらにポイントなのが、塩と砂糖を最初に入れる工程です。
これはただの味付けではなく、肉の水分を逃げにくくして、ジューシーさを保つための工夫です。

そしてレモン。
これが入ることで、揚げ物なのに後味が重くならない。
結果として「もう1個食べたい」と感じる仕上がりになります。

・笠原流の味付けのポイントと下味のコツ

この味の設計でいちばん面白いのは、塩・砂糖・黒コショウ・しょうゆ・酒・レモンがそれぞれ役割分担していることです。塩は味の芯を作り、砂糖はまろやかさと保水、しょうゆはうまみ、酒は肉の風味を整える補助、レモンは後味の軽さ、黒コショウは香りと刺激を担当しています。どれか一つを強くしすぎると単調になりやすいですが、この組み合わせだと「最初に香り、次にうまみ、最後に酸味で切れる」という流れが作りやすく、食べ飽きにくい味になります。

特に見逃せないのが砂糖を入れる意味です。家庭では「甘くしたいから入れる」と思われがちですが、実際には肉の水分を保ちやすくし、加熱してもやわらかく感じやすくする働きがあります。味の素の調理科学記事でも、砂糖が肉の繊維の間に入り込んで保水性を高めること、さらに塩と合わせることでジューシーさにつながることが説明されています。つまり、この唐揚げの「やみつき感」は、味の濃さだけではなく、食感のやわらかさも大きく支えているわけです。

黒コショウについても、ただ辛いだけではありません。黒コショウは白コショウより香りと辛みが強く、肉料理に向くとされています。さらに、スパイスの香りは精油成分という揮発性の成分によるもので、粒を砕いたり挽いたりした瞬間に鮮烈に立ち上がります。だから、あらびきの黒コショウを使うと、口に入れた瞬間の香りの立ち方がよく、唐揚げの油のコクに負けにくくなります。ここが「普通の塩レモン唐揚げ」との差で、黒コショウレモン唐揚げらしさの中心です。

レモンを下味に使うのも意味があります。酸味そのものが味を引き締めるうえ、柑橘の香りが揚げ物の重さを軽く感じさせます。しかも酸味が入ると、味全体がぼやけず、輪郭が出やすくなるという考え方もあります。つまり、レモンは「さっぱり担当」であると同時に、全体の味をぼんやりさせない整理役でもあるのです。

・外はカリッと中はジューシーに仕上げる揚げ方

唐揚げの出来は、下味と同じくらい揚げ方で決まります。ポイントは、片栗粉をつけたあとすぐ揚げず、少し置くこと、そして一度揚げて休ませ、最後にもう一度揚げることです。片栗粉をまとわせて少し置くと、表面の水分と粉がなじみやすくなり、衣がばらつきにくくなります。そこから170℃前後でまず火を通し、いったん休ませると、余熱で中心まで熱が入りやすくなります。二度目の揚げは表面の食感と色を整えるためで、これによって揚げすぎずに外カリ・中しっとりが狙えます。

この「休ませる」という工程は、家庭だと省きたくなるところですが、実はかなり重要です。ハウス食品のレシピ解説でも、一度揚げて休ませる間に余熱で中まで火が通り、二度目の揚げで食感と色味が良くなるため、揚げすぎによる水分流出を防ぎやすいとされています。つまり、ジューシーさは“短く揚げること”だけでなく、“休ませて火を入れること”で守られているのです。急いで一気に揚げきろうとすると、表面ばかり色づいて中心を気にして長く揚げがちになり、結果として肉が締まりやすくなります。

また、皮を外側にくるように丸めるのも、見た目以上に意味があります。皮が外にあると、脂とゼラチン質を含む部分が表面に集まりやすく、揚げたときに凹凸のある、食感のよい仕上がりになりやすいからです。さらに大きめに切ることで、表面積に対して内部の水分量が保たれやすく、噛んだときの肉汁感も残しやすくなります。これはプロが大ぶりの唐揚げを好む理由にもつながる考え方です。

衣に片栗粉を使うのも大事です。唐揚げは小麦粉より片栗粉のほうが軽く、カリッとした食感を出しやすいと感じる人が多く、実際に片栗粉は唐揚げをサクサク衣に使えると案内されています。もちろん配合で食感は変わりますが、このレシピが目指しているのは厚く重い衣ではなく、肉の存在感を活かす軽い衣です。だから、レモンの爽やかさとも相性がいいのです。

・レモンと黒コショウでやみつきになる理由

この組み合わせが注目される理由は、単に「さっぱりしておいしい」からではありません。揚げ物はうまみと満足感が高い一方で、食べ進めるうちに重たく感じやすい料理です。そこにレモンの酸味が入ると後味が切れ、さらに黒コショウの香りと刺激が加わることで、口の中が単調になりません。脂のコクを打ち消すのではなく、うまく整えて次のひと口を呼ぶ。この“もう1個食べたい”感が、やみつきと呼ばれる正体に近いです。

黒コショウは、辛さそのものよりも、香りの立体感が大きな武器です。S&Bの説明でも、ブラックペッパーは「さわやかな香り」と「ピリッとした強い辛み」が特徴で、挽きたてほど香りが際立つとされています。揚げ物は香ばしさが強い料理ですが、その上に黒コショウの揮発性の香りが重なると、味覚だけでなく嗅覚にも訴える料理になります。だから満足感があるのに、ただ塩辛いだけの唐揚げより印象に残りやすいのです。

レモン側にも、ただ酸っぱいだけではない価値があります。柑橘の香りは脂の多い料理の後味を軽やかに感じさせやすく、酸味は味の輪郭をはっきりさせます。しかも、レモン果汁を下味に使うと、食べる直前に絞るのとは違って、肉の中まで酸味がほんのり入るため、表面だけが酸っぱい仕上がりになりにくいです。これは食べやすさの面でかなり大きく、子どもから大人まで受け入れられやすいバランスです。

こうした理由から、笠原流【黒コショウレモン唐揚げ】のような味づくりは、近年の「濃厚だけど重すぎない料理がほしい」という流れにも合っています。がっつり食べたいけれど、しょうゆやにんにく一辺倒では少し重い。そんなときに、レモンと黒コショウの組み合わせはちょうどいい“抜け”を作ってくれます。つまり注目された背景には、味そのもののおいしさに加えて、今の食卓が求める軽やかな満足感があると考えられます。

・アスパラの付け合わせでさらに美味しくする方法

付け合わせのアスパラは、見た目の彩りだけではありません。唐揚げのように主役の味がはっきりした料理には、香りが強すぎず、食感にメリハリをつけてくれる野菜が合います。グリーンアスパラガスは春から初夏にかけてのみずみずしさが魅力で、シャキッとした食感があり、揚げても存在感が残りやすい野菜です。根元近くの固い部分は、手でしならせると自然に折れる場所があり、そこから下は繊維が固いので取り除くと食べやすくなります。

このレシピのように素揚げにすると、アスパラは水っぽくならず、甘みと青い香りがぎゅっと残りやすくなります。唐揚げの衣のカリッと感とはまた違う、野菜らしい軽い歯ざわりが加わるので、口の中のリズムが変わります。しかも、アスパラは唐揚げと同じ油で短時間仕上げやすく、別鍋を増やさなくていいのも実用的です。料理としての完成度だけでなく、家庭で作るときの段取りのよさまで考えられた組み合わせだと言えます。

注意したいのは、アスパラは酸味に触れると色が悪くなりやすいことです。カゴメの解説でも、酢やレモンなど酸味のあるものは食べる直前にあえるのがよいとされています。つまり、この料理では鶏肉の下味にはレモンを使っても、アスパラにはあとから添えるくらいがちょうどいいということです。主役の唐揚げはレモンで軽やかに、脇役のアスパラは素材の甘みと食感を活かす。この役割分担があるから、皿全体がきれいにまとまります。

さらに相性を高めるなら、添えるマヨネーズにも意味があります。レモンでさっぱり寄りに振った唐揚げは、それだけでも完成していますが、マヨネーズを少し添えると酸味とコクが補強され、食べる人が味の濃さを自分で調整できます。レモンの酸味だけだとシャープに感じる人もいますが、マヨネーズを少しつけると丸みが出ます。主役はあくまで唐揚げですが、アスパラとマヨネーズが入ることで、一皿としての満足感がぐっと上がるのです。

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