(出典https://www.fujitv.co.jp/nonstop)
今日は、ノンストップで紹介された、ギリシャの伝統的な米料理「フィリ」のレシピをご紹介します。フィリとは、ホウレンソウやハーブなどの野菜と米を一緒に煮込んだ、ヘルシーで美味しい一品です。レモンの酸味とディルの香りがアクセントになります。プレーンヨーグルトを添えると、さらに爽やかになりますよ。このレシピは、松下邦子シェフのオリジナルですが、少しアレンジしてみました。簡単に作れるので、ぜひお試しください。
材料と作り方
材料(2人分)
食材 | 分量 |
---|---|
米(洗わない) | 75g |
ホウレンソウ | 1~2束(250g) |
長ネギ(青い部分も入れて) | 1/2本 |
オリーブオイル | 大さじ1と2/3 |
塩、コショウ | 各適量 |
A[水、白ワイン各1/4カップ] | |
B[ディル、イタリアンパセリ(各みじん切り)各大さじ2 レモン汁1個分 オリーブオイル大さじ1] | |
レモン、ディル(飾り用) | 各適量 |
プレーンヨーグルト(無糖・水きりする・好みで) | 適量 |
作り方
- ホウレンソウは根を落とし、ざく切りにする。長ネギは白い部分は小口切りに、青い部分はみじん切りにする。ホウレンソウは茎の部分も捨てずに使うと、食感が良くなります。
- 鍋またはフライパンにオリーブオイルを熱し、①の長ネギを入れて弱火でゆっくりと炒める。白い部分が透明になったら、ホウレンソウを加え、塩ひとつまみをふってしんなりするまで炒める。長ネギは甘みが出るので、ホウレンソウの苦みを和らげます。
- 米を加えてなじませ、半透明になるまで炒める。Aを加えて全体をなじませ、フタをして弱火で20分ほど煮る。途中様子を見て水分がたりなさそうなら、水(分量外)をたす。米は洗わないで使うと、でんぷん質が出てとろみがつきます。
- 米に芯がなくなったら、火からおろし、Bを加え、塩、コショウで味をととのえる。再びフタをして5分ほど蒸らし、米に酸味を行き渡らせる。Bは火にかけないで最後に加えることで、ハーブの風味とレモンの酸味が生きます。
- 器に盛ってレモンを添え、ディルを飾る。水きりヨーグルトを添えて味変しても。水きりヨーグルトは、ギリシャの伝統的な乳製品で、酸味とコクがあります。市販のプレーンヨーグルトをキッチンペーパーで包んで水気を切ると、簡単に作れます。
[1人分340kcal]
注意ポイント
米の量について
このレシピでは、米の量は75gと少なめにしています。これは、ホウレンソウやハーブなどの野菜がたっぷり入っているので、バランスをとるためです。もし、もっと米が欲しい場合は、分量を増やしても構いませんが、その分水や白ワインの量も調整してください。
レモンの種類について
このレシピでは、レモンの酸味が重要な役割を果たします。レモンの種類によっては、酸味や香りが異なるので、注意してください。できれば、無農薬のレモンを使うと、皮も安心して使えます。また、レモンの代わりにライムやオレンジなどの柑橘類を使っても、違った風味が楽しめます。
メリット
栄養価が高い
フィリは、ホウレンソウやハーブなどの野菜がたっぷり入っているので、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富です。また、オリーブオイルやプレーンヨーグルトは、不飽和脂肪酸や乳酸菌などの健康に良い成分が含まれています。米は、炭水化物の主な供給源で、エネルギーになります。このように、フィリは、バランスの良い食事と言えます。
お手軽に作れる
フィリは、基本的には、米と野菜を一緒に煮込むだけなので、とても簡単に作れます。特別な調理器具や技術も必要ありません。また、材料も手に入りやすいものばかりなので、気軽に試せます。作り置きや冷凍もできるので、忙しい時や急な来客にも便利です。
フィリを使った翌日のアレンジレシピ
ここからは、私からの提案です。残ったフィリはそのままでも美味しいですが、少しアレンジを加えることで、全く新しい料理を楽しむことができます。
以下に、フィリを活用した簡単アレンジレシピを二つ紹介します。
フィリおにぎり
材料:
- 残ったフィリ: 約1カップ
- 温かいご飯: 2カップ
- 海苔: 適量
- 塩: 少々
作り方:
- 温かいご飯に残ったフィリを加え、塩を少し振ってよく混ぜ合わせます。
- ご飯が熱いうちに、手に塩水をつけてご飯を適量握り、三角形または好みの形におにぎりを作ります。
- 海苔を巻いて完成です。フィリの野菜と米が既に混ざっているので、おにぎりとしても非常に美味しく、手軽に食べられます。
フィリオムレツ
材料:
- 残ったフィリ: 約1カップ
- 卵: 3個
- 牛乳: 大さじ2
- 塩、コショウ: 各少々
- オリーブオイル: 小さじ1
作り方:
- 卵をボウルに割り入れ、牛乳を加えて軽く塩コショウを振り、よく混ぜ合わせます。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、卵液を流し入れます。
- 卵液が半熟状態になったら、残ったフィリを半分の面にのせます。
- 卵がしっかりと固まる前にフィリの上に卵を折りたたみ、火を通します。
- しっかりと火が通ったら、お皿に滑らせるようにして盛り付け、完成です。フィリの野菜とハーブの風味がオムレツと組み合わさり、朝食やブランチにぴったりの一品になります。
これらのアレンジレシピを試すことで、残ったフィリも無駄なく美味しくいただくことができます。手軽にできるので、忙しい朝やランチタイムにも最適です。
まとめ
今回は、ノンストップで紹介された、ギリシャの伝統的な米料理「フィリ」のレシピをご紹介しました。フィリは、ホウレンソウやハーブなどの野菜と米を一緒に煮込んだ、ヘルシーで美味しい一品です。レモンの酸味とディルの香りがアクセントになります。プレーンヨーグルトを添えると、さらに爽やかになりますよ。このレシピは、松下邦子シェフのオリジナルですが、少しアレンジしてみました。簡単に作れるので、ぜひお試しください。
コメント