今日は、お家で簡単に作れる「いなりずし」のレシピをご紹介します。 いなりずしとは、甘辛く煮た油揚げに酢飯を詰めた寿司の一種です。 油揚げの中からジュワッと染み出すおだしの風味がたまりません。
今回は、笠原流というレシピを参考にしました。 笠原流とは、料理研究家の笠原将弘さんが考案したレシピのことです。 笠原流のいなりずしは、甘さ控えめの優しいおだしで油揚げを煮込みます。 また、関東風の俵型、関西風の三角形、信田巻きの3種類の形を楽しめます。 どれも美味しくて見た目も華やかです。
ぜひ、ご家庭で作ってみてくださいね。
いなりずし
材料と作り方
材料(2人前)
食材 | 分量 |
---|---|
油揚げ | 4枚 |
ご飯 | 300g |
白ごま | 適量 |
茹でた三つ葉の軸 | 少々 |
A ※煮汁
食材 | 分量 |
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水 | 250cc |
醤油 | 大さじ3 |
酒 | 50cc |
砂糖 | 大さじ4 |
B ※すし酢
食材 | 分量 |
---|---|
砂糖 | 小さじ2 |
塩 | 小さじ1/2 |
米酢 | 大さじ2.5 |
作り方
- 油揚げは箸を転がして袋にしやすくします。これは、油揚げに空気を入れてふっくらさせるためです。
- 沸いた湯に油揚げをさっとくぐらせて油抜きをします。油抜きをすると、油揚げがおだしをよく吸うようになります。
- 鍋にAの煮汁を入れて火にかけ、沸いたら油揚げを入れます。落とし蓋をして10分ほど弱火で煮ます。途中で一度裏返します。油揚げはおだしにしっかりと味を染み込ませます。
- 火を止めて蓋をして冷ましておきます。油揚げは冷めるとおだしをよりジュワッと溢れさせます。
- ボウルでBのすし酢を混ぜ合わせます。砂糖と塩は溶けやすくするために先に混ぜておきます。
- 熱いご飯にすし酢を回しかけます。しゃもじで切るように混ぜ合わせて酢飯を作ります。少し置いておくと酢飯がふっくらします。
- 白ごまを酢飯に混ぜ合わせます。白ごまは香りと食感をプラスします。
- 油揚げの汁を切って好みの形にして酢飯を詰めます。酢飯を詰める時は、手を酢水につけます。酢水は、酢と水を混ぜたものです。酢水につけると、手がベタベタしなくなります。
注意ポイント
油揚げの選び方
油揚げは、厚さや大きさによって味や食感が変わります。一般的には、厚い油揚げはふっくらとした食感で、薄い油揚げはしっとりとした食感になります。大きさは、好みの形に合わせて選びましょう。関東風の俵型は大きめの油揚げがおすすめです。関西風の三角形は小さめの油揚げがおすすめです。信田巻きは、油揚げを半分に切って使います。
おだしの調整
おだしの甘さや濃さは、好みに合わせて調整できます。甘さ控えめの優しいおだしを作るには、砂糖の量を減らします。濃いめのコクのあるおだしを作るには、醤油の量を増やします。おだしの量は、油揚げがひたひたになるくらいが目安です。油揚げが多すぎると、おだしが足りなくなります。油揚げが少なすぎると、おだしが余ってしまいます。
メリット
栄養バランス
いなりずしは、ご飯と油揚げという炭水化物と脂質の組み合わせですが、実は栄養バランスが良いと言われています。油揚げは、大豆から作られているので、たんぱく質やカルシウムなどの栄養素が豊富です。また、油揚げに含まれる油は、不飽和脂肪酸が多く、コレステロールを下げる効果があります。さらに、白ごまや三つ葉などのトッピングで、ビタミンやミネラルなどの栄養素を補えます。
保存性
いなりずしは、保存性が高いというメリットもあります。油揚げは、おだしで煮ることで、雑菌の繁殖を防ぎます。酢飯は、酢の酸味で、ご飯の酸化を防ぎます。そのため、冷蔵庫で2~3日は保存できます。また、冷凍保存も可能です。冷凍する場合は、ラップで包んで密閉袋に入れておきましょう。食べる時は、自然解凍かレンジで解凍してください。
まとめ
いかがでしたか?今回は、笠原流のいなりずしのレシピをご紹介しました。甘さ控えめの優しいおだしで煮込んだ油揚げと酢飯の組み合わせは、とても美味しくて食べ応えがあります。関東風、関西風、信田巻きの3種類の形で楽しめるので、飽きずにいろいろな味わいを堪能できます。お弁当やおもてなしにもぴったりです。栄養バランスも良くて保存性も高いので、作り置きにも便利です。いなりずしは、日本の伝統的な寿司の一つですが、笠原流のレシピで新しい魅力を発見できます。ぜひ、お家で作ってみてくださいね。
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