春の息吹を感じさせる食卓を彩るのは、新山流春中華。家庭でも簡単に作れる、ふわふわでパラパラのニンニクチャーハンと、シャキシャキの春野菜が活きる鶏肉の甘酢あんかけ。これらの料理は、麺屋はなびの総大将・新山直人さんが考案したもので、誰でもプロの味を再現できるように工夫されています。今回は、その驚きのテクニックとレシピをご紹介します。
材料と作り方
材料
菜の花と豚肉のニンニクチャーハン(1人分)
材料 | 量 |
---|---|
ご飯 | 180g |
菜の花 | 35g(2〜3本) |
豚バラ肉 | 35g |
ネギ | 15g |
ニンニク | 1片 |
卵 | 2個 |
調味料 | |
鶏ガラスープのもと | 小さじ1 |
かつお風味調味料 | 小さじ1 |
しょうゆ | 小さじ2 |
コショウ | 少々 |
サラダ油 | 小さじ2 |
うま味調味料 | 少々 |
春野菜と鶏肉の甘酢あんかけ(2人分)
材料 | 量 |
---|---|
新玉ネギ | 60g |
タケノコ水煮 | 60g |
サヤエンドウ | 10g(4本) |
パプリカ | 25g |
ネギ | 25g |
鶏モモ肉 | 200g |
甘酢タレ | |
ポン酢 | 60cc |
ケチャップ | 大さじ1 |
砂糖 | 大さじ2 |
水 | 50cc |
片栗粉 | 小さじ1.5 |
鶏肉を揚げる調味料 | |
塩コショウ | 少々 |
酒 | 大さじ1 |
片栗粉 | 適量 |
水 | 適量 |
サラダ油 | 適量 |
仕上げの化粧油(サラダ油) | 大さじ1 |
作り方
菜の花と豚肉のニンニクチャーハン
- 菜の花と豚バラ肉を一口大に切ります。このサイズにすることで、食べやすく、炒める際に均等に火が通ります。
- ご飯、卵1個、鶏ガラスープのもと小さじ1、しょうゆ小さじ1、かつお風味調味料小さじ1、コショウ少々、サラダ油小さじ2、千切りにしたネギをボウルに入れ、よく混ぜます。これにより、ご飯がパラパラになり、味が均一になります。
- 片手鍋にサラダ油をひき、卵1個を溶いて入れ、炒り卵にします。炒り卵はご飯との絡みが重要で、ふわふわの食感を生み出します。
- ご飯を入れ、中火で約4分間、菜箸を立ててゆっくりかき混ぜながら炒めます。この工程でご飯に火を通し、香ばしさを出します。
- 豚肉を炒め、火が通ったらニンニクを入れ、半生程度に炒めます。ニンニクは香りを引き立てる重要な役割を果たします。
- 少し火を強め、菜の花、しょうゆ小さじ1、うま味調味料少々を入れサッと炒め、皿に盛り付けたチャーハンの上にのせます。菜の花はシャキシャキとした食感が楽しめるよう、最後に加えます。
春野菜と鶏肉の甘酢あんかけ
- 野菜をすべて大きめの一口大に切ります。これにより、食感と見た目の両方で満足感を得られます。
- ポン酢、ケチャップ、砂糖、水を混ぜて甘酢タレを作ります。このタレが料理の味のベースとなります。
- 鶏モモ肉を一口大に切り、塩コショウと酒をかけて揉み込みます。これにより、鶏肉の旨味が引き出されます。
- 片栗粉と水を加えて衣を作り、低温の油で約4分間揚げます。衣は鶏肉のジューシーさを保ちながら、外はカリッと仕上げます。
- フライパンに油をひき、中火でタケノコを炒めてから、他の野菜をサッと炒めます。これにより、野菜の色鮮やかさとシャキシャキ感を保ちます。
- 甘酢タレに片栗粉を加えて具材にかけ、菜箸で混ぜてとろみを出します。とろみが料理に深みを加え、口当たりを良くします。
- 揚げた鶏肉を入れて混ぜ、仕上げに化粧油(サラダ油)を入れます。化粧油は最後の仕上げで、料理の風味を高めます。
ポイント
菜の花の下処理
菜の花は茹でることで色鮮やかになり、食感も良くなります。茹で時間は短めにして、鮮やかな緑色を保ちましょう。
甘酢あんのコツ
甘酢あんは、酢と砂糖の割合を1:1で始め、味見をしながら調整するのがコツです。鶏肉と春野菜に絡めることで、味に深みが出ます。
まとめ
春の訪れを感じる新山流春中華は、家庭でも簡単に作れる本格料理です。今回紹介したニンニクチャーハンと鶏肉の甘酢あんかけは、春の食材を存分に活かしたメニュー。これらの料理で、家族や友人との食事がより楽しいものになることでしょう。新山直人さんのレシピを試して、春の味覚を堪能してください。
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