2024年5月21日放送のNHK「きょうの料理」では、「おやつのじかん」として、素朴で懐かしい味わいの中華風蒸しカステラ「マーラーカオ」と台湾の人気スイーツ「豆花(トウファ)」の作り方が紹介されました。どちらも手軽に作れるレシピなので、家庭で気軽に楽しむことができます。
マーラーカオ~中華風蒸しカステラの簡単レシピ
NHK「きょうの料理」で紹介された、手軽に作れる中華風蒸しカステラ「マーラーカオ」のレシピをご紹介します。2024年5月14日に公開されたこのレシピは、黒砂糖のやさしい甘さとしっとりとした食感が特徴です。ヤミーさんの指導のもと、30分で完成するこの簡単おやつをぜひお試しください!
材料
直径15cmの丸型(底が外れるタイプ)1台分
- A(液体材料)
- 牛乳: 大さじ4
- コンデンスミルク(加糖練乳): 大さじ2
- 黒砂糖(粉末): 大さじ2
- 卵: 1個
- B(乾燥材料)
- 薄力粉: 80g
- ベーキングパウダー: 小さじ2
- サラダ油: 大さじ1
事前準備
- 丸型の底を外し、オーブン用の紙を敷きます。蒸すときに蒸気が生地にしっかりと回るように、側面の紙は型の外側に折り込んでおきます。
作り方
- 液体材料の準備: 耐熱ボウルにAの材料(牛乳、コンデンスミルク、黒砂糖、卵)を入れ、ふんわりとラップをします。電子レンジ(600W)で1分間加熱し、泡立て器で黒砂糖が溶けるまでよく混ぜます。
- 卵の混合: 別のボウルに卵を割り入れ、泡立てないようにしっかりと溶きほぐします。これを1のボウルに加え、均一になるまでよく混ぜます。
- 乾燥材料の混合: Bの材料(薄力粉、ベーキングパウダー)を合わせ、ざるで2のボウルにふるい入れます。粉っぽさがなくなるまでむらなく混ぜ合わせます。
- サラダ油の追加: サラダ油大さじ1を加え、よく混ぜ合わせます。泡立て器ですくったときに、なめらかに糸を引くように落ちるくらいが目安です。
- 型に流し入れる: オーブン用の紙を敷いた型に生地を流し入れます。型と紙を手で押さえて持ち上げ、蒸気の上がった蒸し器に入れます。
- 蒸す: 乾いた布巾で包んだふたをして、中火で20分間ほど蒸します。竹串を刺して生地がついてこなければ蒸し上がりです。
ヤミーさんのアイデア
世界の料理をつくりやすく工夫したレシピで定評のあるヤミーさんは、豆花を作る際のコツとして、にがりの量や豆乳の温度を細かく調整することで、ツルンとした食感が楽しめるとアドバイスしています。また、黒砂糖としょうがのシロップやゆで小豆のトッピングで、風味豊かなデザートに仕上がるとのことです。
マーラーカオ~中華風蒸しカステラのポイント3つ
マーラーカオは、その簡単さと素朴な味わいが魅力のおやつです。さらに美味しく作るための3つのポイントをご紹介します。
1. 黒砂糖の風味を活かす
マーラーカオの特徴である黒砂糖のコクとやさしい甘さを最大限に引き出すために、黒砂糖がしっかりと溶けるまで液体材料を混ぜることが大切です。電子レンジで加熱することで黒砂糖が溶けやすくなり、均一な甘さが生地全体に行き渡ります。この一手間が、味の深みを増し、マーラーカオの風味を引き立てます。
2. 卵を泡立てないように混ぜる
卵を溶きほぐす際に泡立てないように注意しましょう。泡立ててしまうと、生地に空気が入りすぎてしまい、蒸し上がりの食感が変わってしまいます。卵はしっかりと溶きほぐし、他の液体材料と混ぜ合わせる際も、泡立てないように注意して混ぜることで、しっとりとした食感が保たれます。
3. 蒸し器の準備と蒸し方
蒸し器を使う際には、ふたに布巾を巻くことで水滴が生地に落ちるのを防ぎます。これにより、蒸し上がりが均一でふんわりとした仕上がりになります。また、蒸し器に入れる前に、型と紙をしっかりと押さえつけることで、生地が均等に広がり、きれいな形に仕上がります。中火で20分間蒸し、竹串を刺して生地がついてこないか確認することも忘れずに。
マーラーカオを作る際のポイントを押さえることで、家庭でも本格的な味わいを楽しむことができます。黒砂糖の豊かな風味、しっとりとした食感、そして均一に蒸し上がるコツを意識して、ぜひ手作りのおやつタイムを楽しんでください。
マーラーカオに合う飲み物の提案
マーラーカオの素朴でやさしい甘さを引き立てるために、おやつの時間をさらに楽しむための飲み物をいくつかご紹介します。これらの飲み物は、マーラーカオの風味と絶妙にマッチし、おやつの時間をより豊かにしてくれます。
1. 中国茶
マーラーカオの本場である中国では、中国茶が欠かせません。以下のような中国茶は、マーラーカオの甘さを引き立て、後味をさっぱりさせてくれます。
- ジャスミン茶:華やかな香りがマーラーカオの黒砂糖のコクと調和し、リラックスしたひとときを演出します。
- プーアル茶:発酵茶の深い風味が、マーラーカオの甘さと相性抜群です。脂っこさを和らげる効果もあります。
2. ミルクティー
濃厚なミルクティーは、マーラーカオのやさしい甘さと絶妙にマッチします。以下のようなミルクティーをお試しください。
- ロイヤルミルクティー:牛乳でじっくり煮出した紅茶は、マーラーカオのふんわりとした食感と相性が良く、満足感のあるおやつタイムになります。
- チャイ:スパイスの効いたチャイは、マーラーカオの甘さを引き立てつつ、少し刺激的な味わいを楽しむことができます。
3. 抹茶ラテ
日本の伝統的なお茶である抹茶を使った抹茶ラテは、マーラーカオとの相性が抜群です。
- 抹茶ラテ:抹茶の苦味とミルクの甘さがマーラーカオの黒砂糖の風味と絶妙に調和します。温かい抹茶ラテは、寒い日のおやつタイムにぴったりです。
4. フレッシュフルーツジュース
爽やかなフルーツジュースは、マーラーカオの甘さと相性が良く、口の中をさっぱりさせてくれます。
- オレンジジュース:自然な甘さと酸味がマーラーカオの風味を引き立て、リフレッシュできます。
- グレープフルーツジュース:少し苦味のあるグレープフルーツジュースは、マーラーカオの甘さとバランスが取れた組み合わせです。
5. コーヒー
マーラーカオの甘さに、コーヒーの苦味が絶妙にマッチします。
- カフェオレ:ミルクのまろやかさがマーラーカオのしっとりとした食感と合い、リラックスした時間を提供してくれます。
- エスプレッソ:濃厚なエスプレッソの苦味が、マーラーカオの甘さを引き立て、メリハリのある味わいを楽しめます。
これらの飲み物と一緒に、マーラーカオを楽しむことで、おやつの時間がさらに特別なものになります。ぜひ、いろいろな飲み物を試して、自分だけのベストコンビネーションを見つけてください。
豆花(トウファ)
2024年5月21日のNHK【きょうの料理】で、料理研究家のヤミーさんが紹介した「豆花(トウファ)」のレシピが放送されました。豆花は台湾の代表的なおやつで、夏は冷たく、冬は温かくして楽しむことができます。今回は、にがりを使って本場の食感を再現した、ツルンとなめらかな豆花の作り方をご紹介します。
材料
豆花(トウファ)の材料(2人分)
- 無調整豆乳(大豆固形分8%のもの/使う直前まで冷蔵庫に入れておく):カップ1
- にがり:小さじ1/2
- 黒糖ジンジャーシロップ(つくりやすい分量)
- 黒砂糖(粉末):100g
- 水:カップ1
- しょうが汁:小さじ1/2
- ゆで小豆(市販)・ミックスフルーツ(缶詰):各適量
作り方
黒糖ジンジャーシロップを作ります
- 鍋に黒砂糖100gと水カップ1を入れて中火にかけ、黒砂糖が完全に溶けるまで時々混ぜながら煮ます。
- 火を止め、しょうが汁小さじ1/2を加えてよく混ぜ、室温まで冷ましてから冷蔵庫で冷やします。
豆花を作ります
- 耐熱ボウルに冷蔵庫で冷やしておいた無調整豆乳カップ1を入れ、にがり小さじ1/2を加えます。泡立てないようにスプーンでゆっくりと均一に混ぜます。
- ポイント:にがりは凝固剤として使われ、豆乳を滑らかに固めます。
- ふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで1分30秒間加熱します。
- 注意:にがりのマグネシウム含有量により分量を調整してください(100mlあたり3000~4000mgのものを使用)。
- スプーンの背で表面を押してみて、固まっていれば取り出します。ラップをしたまま室温まで冷ました後、冷蔵庫で冷やします。
盛り付け
- 冷やした豆花をスプーンで食べやすい大きさにすくって器に盛ります。
- 黒糖ジンジャーシロップを適量かけ、ゆで小豆とミックスフルーツを添えます。
まとめ
今回の「きょうの料理」では、簡単に作れるマーラーカオと豆花のレシピが紹介されました。どちらも手軽に作れるので、家庭で気軽に楽しめるスイーツです。ぜひ、家族や友人と一緒に作ってみてください。自家製のおやつは、特別な時間をさらに楽しくしてくれることでしょう。
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