サバの旨み×秋の香り!マイタケあんかけでごはんがすすむ一品
「魚料理って、焼くだけで終わりがち」「サバを買っても、いつも同じ味になってしまう」そんな悩み、ありませんか?そんな時に試してほしいのが、笠原将弘さんが『ノンストップ!』で紹介した「サバのマイタケあんかけ」です。見た目は料亭のように上品なのに、作り方は意外と簡単。フライパンひとつでできるから、忙しい平日にもぴったりです。
マイタケの香ばしさとザーサイのうまみ、そしてスダチの爽やかな酸味。この3つが重なって、サバの旨みを何倍にも引き立てます。笠原さんらしい“和のだし文化”を感じる一皿で、家庭でも簡単にプロの味が再現できます。
サバのマイタケあんかけとは?秋の味覚を生かした新定番おかず
このレシピは、脂ののったサバを主役に、秋の香りを代表するマイタケを組み合わせたあんかけ料理。マイタケは炒めると香りが際立ち、ザーサイを加えることで、うまみと塩気が絶妙にバランスします。さらにスダチの香りがアクセントになり、魚料理特有のくさみもすっきり。
つまり、焼き魚・炒めもの・煮ものの良さを一皿にまとめた、まさに“いいとこ取り”の料理なんです。食卓に並べると彩りも美しく、白いごはんが止まらなくなる味わいです。
材料(4人分)
・サバ(切り身)…4切れ
・マイタケ…2パック
・長ネギ…1本
・ザーサイ…60g
・A[小麦粉大さじ1と1/2、すりゴマ(白)大さじ1]
・ゴマ油…大さじ2
・塩…少し
・B[水2カップ、薄口しょうゆ大さじ2、みりん大さじ2]
・C[片栗粉大さじ1、水大さじ1]
・スダチ(半分に切る)…2個
エネルギーは1人分約303kcal。魚のたんぱく質をしっかり摂りながらも、油を控えめにしてあるので、健康的で罪悪感のないおかずです。
作り方
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下ごしらえからスタート
マイタケは手で軽くほぐし、食感を残すようにひと口大に。長ネギは香りを生かすため斜め薄切りにし、ザーサイは細かく刻みます。ザーサイは味の決め手になるので、塩抜きせずそのまま使うのがコツです。 -
サバの下味づけ
サバの小骨を丁寧に取り、水分をふき取ってからAをまぶします。小麦粉にすりゴマを混ぜることで、焼いたときの香ばしさが格段にアップします。 -
香ばしく焼く
フライパンにゴマ油を中火で熱し、サバを皮目から焼きます。パチパチと音がしてきたら火が通っているサイン。両面をこんがり焼き上げたら、器に取り出しておきます。皮がカリッと仕上がると、あんとの相性が抜群です。 -
香り立つマイタケあんを作る
フライパンを軽くふき取り、マイタケを入れて焼きつけます。マイタケは焦げ目がつく程度まで焼くと香ばしさが倍増。続いて塩をふり、長ネギとザーサイを加えて軽く炒めます。ここでザーサイのうまみが全体に広がります。 -
味をまとめる
Bを加えてひと煮立ちさせたら、Cの水溶き片栗粉を加えてとろみをつけます。とろみは「やや重め」にすると、サバにしっかり絡んで冷めても美味しいです。 -
仕上げ
器に盛ったサバの上に、マイタケあんをたっぷりとかけ、仕上げにスダチを添えます。スダチを軽く絞ると、香りと酸味で味が引き締まります。
おいしく仕上げるコツと笠原流のポイント
・皮目を最初に焼く:香ばしさと食感を出すための鉄則。
・マイタケは動かさない:焼きつけることで香りと水分のバランスが良くなります。
・ザーサイの塩味で調整:塩は控えめに。ザーサイの塩分がちょうどいい味になります。
・スダチで香りのリセット:脂ののったサバも、スダチで最後までさっぱり食べられます。
アレンジアイデア
・ごはんにのせて「サバのあんかけ丼」に。
・お弁当には、あんを別添えにして“あとがけスタイル”にするとベチャッとせず美味しい。
・マイタケの代わりにシメジやエリンギでも代用可能。食感の違いを楽しめます。
・子ども向けにはスダチを抜いて、あんに少し砂糖を足すとまろやかな味わいに。
栄養面のうれしい効果
サバにはDHAやEPAなどの良質な脂が豊富で、血液をサラサラにしてくれる効果が期待できます。マイタケにはβグルカンが含まれ、免疫力アップにもつながります。ザーサイの発酵パワーで腸内環境を整え、秋の体調管理にもぴったりの組み合わせです。まさに「美味しくて体にもいい」理想の和食です。
まとめ
この記事のポイントは次の3つです。
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サバの皮をパリッと焼き、香ばしさを残すこと。
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マイタケとザーサイの香り・塩気を生かして奥深い味にすること。
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スダチの酸味で全体を引き締め、後味を軽やかに仕上げること。
香ばしさ・うまみ・酸味の三拍子がそろった「サバのマイタケあんかけ」。手順はシンプルなのに味わいは本格的。食卓が一気に秋めく、そんな一皿です。笠原将弘さんの技と感性が光るこのレシピ、ぜひあなたの定番メニューに加えてみてください。
【ソース】
フジテレビ『ノンストップ! 笠原将弘のおかず道場』(2025年10月14日放送)
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