今回は、NHK『あさイチ』で放送された「帆立てのポワレ ふきのとうソース」です。この料理は、春の山菜「ふきのとう」を使った爽やかなソースで、ジューシーな帆立てを味わえます。フランス料理の名店「ナベノイズム」の渡辺雄一郎シェフが教えてくれたレシピなので、本格的な味が楽しめます。しかも、材料はシンプルで、作り方も簡単です。ぜひ、春の食卓に取り入れてみてくださいね。
材料と作り方
材料(2人分)
表
食材 | 分量 |
---|---|
帆立貝柱(生食用) | 2個(小さければ4個) |
ふきのとう | 50g |
黒オリーブ | 25g(15gはみじん切り、10gは飾り用) |
大徳寺納豆 | 15g(なければ豆鼓で代用) |
オリーブオイル | 100g(125ml) |
にんにく | 10g(みじん切り) |
アンチョビ(フィレ) | 10g(刻む) |
エルブドプロヴァンス | ひとつまみ(タイム・ローズマリー・セージ・バジルなどどれかひとつでもOK) |
酒 | 50g |
みりん | 20g |
グラニュー糖 | ひとつまみ |
水溶き片栗粉 | 小さじ1(同量の水で溶く) |
ごま油(白) | 小さじ2 |
塩 | 適量 |
白こしょう | 少々 |
黒こしょう | 少々 |
赤唐辛子 | 1本(種を除く) |
花穂じそ | 4本 |
木の芽 | 適量 |
レモン | 適量 |
作り方
- ふきのとうソースをつくる
- 鍋にオリーブオイル、にんにく、アンチョビ、エルブドプロヴァンスを入れる。にんにくとアンチョビは香りとコクを出すために使います。エルブドプロヴァンスは、フランス料理の定番ハーブで、ふきのとうの風味を引き立てます。
- ふきのとうは縦半分に切り、さらに3等分に切ってから刻みます。刻んだふきのとうはすぐに鍋に入れてオリーブオイルに浸します。これは、ふきのとうの苦みを和らげるためです。
- 塩とグラニュー糖をふきのとうにまぶし、全体を混ぜ合わせます。中火にかけ、ふきのとうの香りがたつまで煮ます。塩と砂糖は、ふきのとうの味を調えるだけでなく、色も鮮やかにします。
- ふきのとうの香りがたったら、黒オリーブと大徳寺納豆を加えます。黒オリーブは、ふきのとうの爽やかさとのコントラストを作ります。大徳寺納豆は、豆鼓の代わりに使っていますが、なければ黒オリーブを倍量にしてもOKです。大徳寺納豆は、京都の大徳寺で作られる伝統的な納豆で、塩味が強く、香ばしく、ねばりがありません。ふきのとうソースに深みと旨味を加えます。
- 酒とみりんを加えて煮立たせ、アルコールをとばします。酒とみりんは、ふきのとうの風味を引き出し、甘みと酸味を加えます。
- 味をみて塩で調え、黒こしょうと赤唐辛子を加えます。黒こしょうと赤唐辛子は、ふきのとうソースにピリッとしたアクセントを加えます。
- 軽いとろみがつくように、水溶き片栗粉を加え、全体を混ぜ合わせたらふきのとうソースの完成です。水溶き片栗粉は、ふきのとうソースになめらかさとコシを与えます。
- 帆立てを焼く
- 帆立貝柱の両面に塩と白こしょうをふります。塩と白こしょうは、帆立の甘みと旨味を引き出します。
- フライパンにごま油を中火で熱し、帆立を並べます。ごま油は、帆立に香ばしさとコクを加えます。時々ゆすって片面に焼き色をつけます。上下を返したらすぐに取り出し、大きければ半分に切ります。帆立は、火を通しすぎると固くなるので、注意してください。
- ふきのとうソースをお皿に盛り、帆立をのせます。花穂じそと木の芽を飾ってレモンを添えたら完成です。花穂じそと木の芽は、ふきのとうソースの風味をさらに引き立てます。レモンは、お好みで絞ってください。
注意ポイント
- ふきのとうは、新鮮なものを選んでください。ふきのとうは、春に旬を迎える山菜で、苦みが特徴です。苦みが強すぎる場合は、塩もみして水にさらすと和らげられます。
- 帆立は、生食用のものを使ってください。冷凍のものは、水分が多く、焼くとべちゃっとなります。帆立は、表面に焼き目がついたらすぐに火を止めてください。中はほんのりピンク色で、ぷりぷりとした食感がおいしいです。
- ふきのとうソースは、冷めてもおいしいので、作り置きしておくと便利です。冷蔵庫で保存すれば、3日ほど持ちます。ふきのとうソースは、帆立だけでなく、鶏肉や豚肉、パスタやパンにも合います。
メリット
- ふきのとうは、ビタミンCやカルシウム、食物繊維などの栄養素が豊富なふきのとうは、免疫力や骨密度の向上、便秘の予防などに効果的です。また、ふきのとうに含まれるフコキサンチンという色素は、抗酸化作用や脂肪燃焼効果があると言われています。
- 帆立は、タンパク質やミネラル、ビタミンB12などの栄養素が豊富で、貧血や疲労回復、美肌効果などに効果的です。また、帆立に含まれるタウリンは、コレステロールや血圧の低下、肝機能の改善などに効果的です。
- この料理は、ふきのとうと帆立の相性が抜群で、春の味覚を存分に楽しめます。ふきのとうの爽やかな苦みと帆立の甘みと旨味が口の中で広がります。ふきのとうソースは、オリーブオイルやアンチョビなどのフランス料理の要素を取り入れて、本格的な味わいに仕上げています。この料理は、簡単に作れるのに、見た目も華やかで、おもてなしにもぴったりです。
まとめ
- 「帆立てのポワレ ふきのとうソース」は、NHK『あさイチ』で放送されたフランス料理の名店「ナベノイズム」の渡辺雄一郎シェフが教えてくれたレシピです。
- ふきのとうと帆立は、春の旬の食材で、栄養価が高く、美味しいです。ふきのとうソースは、オリーブオイルやアンチョビなどのフランス料理の要素を取り入れて、本格的な味わいに仕上げています。
- 材料はシンプルで、作り方も簡単です。ふきのとうソースは、作り置きしておくと便利です。帆立は、火を通しすぎないように注意してください。
- この料理は、春の食卓にぴったりの一品です。ふきのとうの爽やかな苦みと帆立の甘みと旨味が絶妙にマッチします。見た目も華やかで、おもてなしにもおすすめです。
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