おうち食材でごちそう変身!豆腐と豚こまで作るボリューム満点レシピ
「また豚こま?」「豆腐しかない…」と、冷蔵庫の中を見てため息をついたことはありませんか?毎日のごはん作りは、節約と満足感の両立がむずかしいもの。そんな悩みに応えてくれるのが、2025年10月6日放送の『きょうの料理』「いつもうちにあるアレをごちそうに」。料理研究家の今井亮さんが提案するのは、いつもの食材を“ひと工夫”でごちそうに変えるアイデアレシピです。主役はどの家庭にもある豚こま肉・鶏むね肉・豆腐。この3つが驚くほどおいしく、華やかに生まれ変わります。今回はその中から、3品すべての魅力と作り方をたっぷり紹介します。
豆腐のポークハンバーグ|ふわふわ×ジューシーの黄金バランス
最初に登場するのは、見た目も味も満点の「豆腐のポークハンバーグ」。豆腐と豚こま肉という、どこの家庭にもある食材で作るのに、まるで洋食店のような満足感。豆腐が入ることで驚くほどやわらかく、肉のうまみをしっかり閉じ込めた一品です。
【材料(2人分)】
・豚こま切れ肉…200g
・木綿豆腐…150g(しっかり水切りしておく)
・玉ねぎ(みじん切り)…1/4個
・パン粉…大さじ3
・卵…1個
・塩…小さじ1/3
・こしょう…少々
・サラダ油…小さじ2
〈ソース〉
・しょうゆ…大さじ1と1/2
・みりん…大さじ1
・砂糖…小さじ1
・すりおろししょうが…小さじ1
【作り方】
-
豆腐はキッチンペーパーに包んで電子レンジで1分加熱し、水分をしっかり切る。
-
豚こま肉は包丁で細かく叩き、粗びきひき肉のようにする。
-
ボウルに豆腐・豚肉・玉ねぎ・パン粉・卵・塩・こしょうを入れ、粘りが出るまでよく混ぜる。
-
小判形に成形し、フライパンに油を熱して中火で両面をこんがり焼く。
-
焼き色がついたらフタをして弱火で5分ほど蒸し焼きにする。
-
フライパンの余分な油を拭き取り、ソースの材料を入れて煮絡める。
ふんわりとした豆腐の食感に、豚肉のうまみとしょうがの香りが絶妙に重なります。ごはんとの相性も抜群で、お弁当にもおすすめ。冷めてもおいしいので作り置きにもぴったりです。小さく成形すればお弁当のメインにもなりますし、照り焼きソースに変えても美味です。
厚揚げと鶏むねの油淋鶏(ユーリンチー)風|揚げずにジューシー!
次は“揚げないのにカリッとおいしい”と話題の「厚揚げと鶏むねの油淋鶏風」。鶏むね肉の淡白さに、厚揚げのコクをプラスすることで、満足感のあるおかずに。さらに油を使わずフライパンで焼くだけなので、後片づけもラクです。
【材料(2人分)】
・鶏むね肉…1枚(約250g)
・厚揚げ…1枚
・長ねぎ(みじん切り)…1/2本
・しょうが(みじん切り)…1かけ
・しょうゆ…大さじ2
・酢…大さじ1
・砂糖…小さじ2
・ごま油…小さじ1
・片栗粉…適量
・サラダ油…大さじ1
【作り方】
-
鶏むね肉はそぎ切りにして食べやすい大きさにカット。軽く塩こしょうをして片栗粉をまぶす。
-
厚揚げは一口大に切り、キッチンペーパーで軽く油を拭き取る。
-
フライパンにサラダ油を熱し、鶏肉と厚揚げを中火で両面こんがり焼く。
-
ボウルに長ねぎ・しょうが・しょうゆ・酢・砂糖・ごま油を混ぜてタレを作る。
-
焼き上がった鶏肉と厚揚げに熱々のタレをかける。
カリッと焼いた厚揚げがタレをしっかり吸い込み、鶏むね肉のジューシーさを引き立てます。冷めてもおいしいので、お弁当のおかずにもおすすめ。お好みで七味唐辛子を加えると、ピリッと大人味に仕上がります。
たっぷりもやしの豚チヂミ|シャキシャキ食感が主役!
最後に紹介されたのは「たっぷりもやしの豚チヂミ」。1袋100円前後で買えるもやしを、立派な主役に変えてしまうレシピです。外はカリッ、中はもっちり。野菜のうまみを活かした、シンプルでやみつきになる味です。
【材料(2人分)】
・もやし…1袋(200g)
・豚こま切れ肉…100g
・にら…1/2束(3cmに切る)
・卵…1個
・小麦粉…大さじ3
・片栗粉…大さじ2
・水…大さじ3
・塩…少々
・ごま油…大さじ1
〈タレ〉
・しょうゆ…大さじ1
・酢…小さじ1
・ラー油…少々
【作り方】
-
もやしは軽く茹でて水気をしっかり切る。
-
ボウルに卵・小麦粉・片栗粉・水・塩を入れて混ぜ、生地を作る。
-
もやし・にら・豚肉を加えてよく混ぜ合わせる。
-
フライパンにごま油を熱し、生地を広げて中火で両面をこんがり焼く。
-
焼き上がったら一口サイズに切り、タレを添えて完成。
シャキシャキとしたもやしの食感と、豚肉のうまみが重なって、ついつい箸が止まらなくなります。冷めてもおいしいので、お弁当やおつまみにも最適。お好みでチーズやキムチを加えてアレンジしてもおいしいです。
放送の見どころと今井亮さんのポイント
番組では、今井亮さんが「“特別な材料がなくても満足できるごはん”が家庭料理の本質」と語っていました。冷蔵庫の定番食材をどう生かすか、そのアイデアと手際の良さが見どころ。すべての料理が「下ごしらえがシンプル」「フライパンひとつで完結」「家族全員が喜ぶ味」という三拍子そろったレシピになっています。
また、食材をしっかり水切りしたり、焼き目をつけて香ばしさを出すなど、調理のひと手間で味がぐっと引き立つポイントも紹介されていました。これらの小さな工夫が、家庭料理を“ごちそう”に変える秘訣です。
まとめ
この記事のポイントは以下の3つです。
・豆腐・豚こま・鶏むね・もやしなど身近な食材が豪華な一品に変わる
・今井亮さんのレシピは、誰でも簡単に作れて失敗が少ない
・節約・ボリューム・栄養の三拍子がそろった“家庭の味方メニュー”
いつもの冷蔵庫の中身でも、少しの工夫とアイデアで食卓は豊かになります。忙しい日でも、心が満たされる“おうちごちそう”をぜひ試してみてください。
ソース:
NHK『きょうの料理』「いつもうちにあるアレをごちそうに」2025年10月6日放送
https://www.nhk.jp/p/kyounoryouri/
コメント