一ノ木理恵シェフがNHK「きょうの料理」で披露した、イギリスの「サマープディング」をアレンジした「いちごのプディング」は、見た目にも華やかで味わい深いスイーツです。このレシピでは、普段家にある食パンを使い、特別な道具不要で簡単にできる点が魅力。いちごのフレッシュな甘酸っぱさが際立つデザートを、ぜひ家庭でも楽しんでみてください。
材料・作り方
材料
材料名 | 分量 | 備考 |
---|---|---|
いちご | 15~16個(大)約240g | ヘタを取り1cm角に切る |
ブルーベリー | 16個 | |
グラニュー糖 | 140g | 分けて使用 |
レモン汁 | 大さじ2 | |
食パン(みみなし) | 6枚 | 12枚切り |
生クリーム | 適宜 | 九分立て |
ミントの葉 | 適宜 | 飾り用 |
作り方
- パンの準備:食パンをプリン型の口と底に押しつけて、大きさに合わせた円形に印をつけ、料理ばさみで切り取る。この工程でパンのサイズを調整し、型にぴったり合わせることが重要です。
- いちごとブルーベリーの下準備:いちごとブルーベリーを鍋に入れ、80gのグラニュー糖とレモン汁を加えて混ぜ、少し汁けが出るまで5分間置く。これにより、果物がシロップとよく絡むようにします。
- 煮る:中火にかけて2~3分煮ることで、果物の風味が凝縮され、シロップが美味しくなります。
- シロップを作成:果肉を取り出し、残ったシロップに残りのグラニュー糖を加えてさらに煮詰める。これがパンにしみ込ませるための主要な要素です。
- パンの浸しと配置:シロップが熱いうちにパンを浸し、型に敷き詰める。各ステップでしっかりとパンを押さえることで、密着させ、型崩れを防ぎます。
- 果肉の追加と冷却:型に果肉を詰め、大きな円形のパンで覆い、一晩冷蔵庫で冷やすことで形を整えます。
デザートと飲み物のペアリング:「いちごのプディング」と相性の良い飲み物の選び方
紅茶の選び方
いちごのプディングとのペアリングには、フルーツティーやアールグレイがおすすめです。フルーツティーの中でも、ベリーやリンゴを使ったものがいちごの甘酸っぱさとよく合います。アールグレイの繊細なベルガモットの香りは、いちごの風味を引き立てつつ、甘さを中和する効果があります。軽くミルクを加えると、プディングのクリーミーさと調和し、味わいが一層豊かになります。
コーヒーとの組み合わせ
コーヒーを選ぶ場合、フレーバーがついたライトローストの豆が適しています。特に、バニラやカラメル、ナッツ系のフレーバーは、いちごのプディングの甘みと非常によくマッチします。アメリカーノや軽めのカプチーノを選ぶことで、デザートの味を引き立てながらも、コーヒー本来の風味を楽しむことができます。
デザートワインの選び方
デザートワインでは、モスカート・ダスティやリースリングの甘口が最適です。これらのワインは、自然な甘さと酸味が特徴で、いちごのプディングとの相性が良いです。ワインのフルーティな香りがいちごのフレーバーを引き立て、食後のリラックスタイムを豊かに演出します。
総合的なペアリングのポイント
ペアリングする飲み物を選ぶ際は、デザートの主要な味わいや香りと調和するものを選ぶことが重要です。いちごのプディングは甘酸っぱい味わいが特徴なので、それを補完するか、またはコントラストをもたらす飲み物を選びます。紅茶、コーヒー、デザートワイン各々の選び方を参考に、自分の好みやその時の気分に合わせて楽しむことがポイントです。
このペアリングガイドを活用して、いちごのプディングをより一層楽しんでください。各飲み物との相性を試しながら、お気に入りの組み合わせを見つけるのも一つの楽しみです。
まとめ
今回紹介した「いちごのプディング」は、家庭で簡単に作れることはもちろん、食パンを使った意外性と、いちごの爽やかな風味が楽しめる点が特徴です。特別な道具や材料は不要で、見た目にも美しいため、家族や友人とのお茶の時間にぴったりの一品です。また、このレシピは初心者にも扱いやすく、手軽に本格的なデザートが楽しめます。どなたでも挑戦できる「いちごのプディング」で、素敵なおやつの時間をお楽しみください。
コメント