梅の季節がやってきました。青梅はフレッシュに、黄色い梅は香りを待って、そしてオレンジ色に熟した完熟梅はシロップ煮にして楽しみましょう。井澤由美子さんのレシピで、香り豊かな完熟梅の保存食づくりに挑戦してみませんか?果肉を白みそと合わせると、香り高い酢みそに大変身します。
材料と作り方
材料
- 完熟梅(下処理したもの): 500g
- グラニュー糖: 400g
- 白ワイン: カップ1
- 水: カップ1
作り方
- 鍋の準備
- 直径20㎝の厚手の鍋(ホウロウやステンレスなど酸に強いもの)にグラニュー糖、白ワイン、水を入れてよく混ぜます。
- ポイント: 酸に強い鍋を使用することで、梅の酸味が鍋に影響を与えず、味が安定します。
- 梅の投入
- グラニュー糖がだいたい溶けたら、梅を並べ入れます。
- ポイント: 梅を均一に並べることで、均等にシロップが浸透します。
- 落し蓋をする
- 不織布タイプの紙タオルで全体を覆うように落し蓋をし、四隅を内側に折りたたみます。
- ポイント: 落し蓋をすることで、梅が浮き上がらず、均一に煮えます。
- 煮る
- 弱火にかけ、フツフツとしてきたらごく弱火にして10~12分煮ます。
- ポイント: 弱火で煮ることで、梅が崩れず、形を保ったまま柔らかくなります。
- 冷ます
- 火からおろし、そのまま完全に冷まします。
- ポイント: 冷ますことで、シロップが梅にじっくり浸透し、風味が増します。
- 保存
- ホウロウやガラスの清潔な容器に汁ごと入れ、新しい不織布タイプの紙タオルで落し蓋をしてから容器の蓋をし、冷蔵庫に入れます。
- ポイント: 不織布の落し蓋は、雑菌の繁殖を防ぎ、長期間保存するために重要です。
- 食べごろを待つ
- 5~7日おいて、好みの甘さになったら食べごろ。シロップに浸かった状態を保ち、冷蔵庫で2~3週間保存可能です。
- ポイント: 保存期間中にシロップが梅にさらに浸透し、味が深まります。
井澤由美子のプロフィール
プロフィール
井澤由美子は、調理師、国際中医薬膳師、国際中医師として、多岐にわたる料理と健康の分野で活躍する専門家です。彼女は、海外雑誌「マーサ・スチュワート」の日本版編集部料理班や広告制作部を経て独立し、独自のキャリアを築いてきました。
ライフワーク
井澤由美子のライフワークは、発酵食や薬膳、保存食作りを通じて体を健やかに保つことです。季節の素材を生かした美味しくヘルシーなレシピを提案し、特にレモン塩や乳酸キャベツのブームを牽引してきました。彼女は手作りの良さを広めることで、多くの人々に健康的な食生活を推奨しています。
メディア出演と活動
井澤由美子は、NHKの「きょうの料理」「あさイチ」「趣味どきっ!」「ライフ」などの料理番組に多数出演し、その知識と技術を幅広い視聴者に伝えています。さらに、企業CM、商品開発、雑誌、カタログ、映画、講演など、さまざまなメディアやイベントで活躍しています。
著書
井澤由美子は、多くの著書を出版しており、その中でも特に注目されるのは以下の書籍です:
- 『「ストウブ」でもてなしごはん&毎日おかず』
- 『痩せる! きれいになる! 病気にならない! 乳酸キャベツ健康レシピ』
- 『体がよろこぶ お漬け物:乳酸発酵の力で、体の中から美しく』
これらの著書は、健康と美味しさを両立させたレシピや食材の活用法を詳しく紹介しており、多くの読者から支持されています。
手作りの良さを伝える
井澤由美子は、手作りの良さとその健康効果を広めることを使命としています。彼女のレシピは、簡単に実践できるものでありながら、季節の素材を最大限に生かしたものばかりです。そのため、多くの人々が井澤由美子のレシピを取り入れ、健康的な生活を送ることができています。
井澤由美子は、料理と健康の専門家として、発酵食や薬膳、保存食を通じて多くの人々の健康をサポートしています。彼女のレシピは、美味しさと健康を兼ね備え、手作りの楽しさを広めるものです。今後も彼女の活動から目が離せません。
まとめ
完熟梅のシロップ煮は、梅の香りと風味を最大限に引き出す保存食です。このシロップ煮を使って作る酢みそは、特に風味豊かで、お料理のアクセントに最適です。井澤由美子さんのレシピを参考に、手軽に作れる保存食を楽しんでみてください。梅のシロップ煮は、冷蔵庫で約1ヶ月保存可能で、さまざまな料理に応用できます。ぜひこの機会に、梅の魅力を存分に楽しんでください。
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